ボッタスの”スランプ”を心配するメルセデス「みんなが彼を信じている」

メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、バルテリ・ボッタスの最近の”不調”を心配しているが、チームは彼の復活を信じていると語った。

 メルセデスのバルテリ・ボッタスはシーズン前半に2勝をマークしたものの、夏休み明けのベルギーGP以降は苦戦。チームメイトのルイス・ハミルトンほどマシンに満足できておらず、今季マシンW08の繊細な特性に対応できていない様子だ。

 マレーシアGP後、ボッタスはマシンに自信を持てていなかったことを示唆し、自身のキャリアの中でも最も難しい瞬間に直面していると語った。

 現時点でふたりのドライバーの間にある差について、心配しているかと問われたチーム代表のトト・ウルフは「ああ、心配している。私はバルテリに上手くやって欲しいし、他のみんなもそれは同じだ」と答えた。

「バルテリはルイスよりも、マシンをスイートスポットに持っていくことに苦戦しているように思える。そこには様々な要素が関連しているが、彼の持つ知性が”複雑なパズル”を解き明かすことを私は確信している」

「非常に優れたドライバーは、困難な状況を自ら打破することができる。私はバルテリがそれをやってのけることを、全く疑っていない」

「”穏やかな海は良い船乗りを育てない”ということわざがある。彼が現在のパフォーマンス不足の状態から自分で脱出することができれば、彼はもっと強くなるだろう」

「今年、彼は非常に素晴らしいパフォーマンスを見せてきたが、ここ数レースはそれが少し落ち込んでいた。だが、バルテリを疑っている者は誰もいない」

 ウルフは、ボッタスが困難に陥っているのは、彼の能力が根本的に足りていないからなどではなく、マシンのセットアップが難しいことが原因だと考えている。

「我々のマシンは非常に気まぐれなんだ」

「タイヤが適切なグリップを生み出すように機能させるためのウインドウが非常に狭い。そのウインドウを外して、不調に陥るのが我々の今年のストーリーだ」

「ドライビングスタイルも重要な役割を果たしている。バルテリよりも、ルイスの方が問題により良く対応することができているが、スタイルを変えることは誰にとっても簡単なことではない」

 ボッタスも、ドライビングスタイルがタイヤの温度に与える影響が、自身とハミルトンの間で重要な違いになっていると示唆した。

「僕は、タイヤの表面が極めて簡単にオーバーヒートしてしまう傾向にある。タイヤ中心部の温度と、表面の温度が十分に近い値でないと、多くのグリップを失ってしまう」とボッタスは語った。

「マシンと自分自身のスキルに対する純粋な自信と、100%快適に感じているかが重要なんだ。それは大きな違いを生む。マレーシアは間違いなくそうじゃなかった」

「マシンに乗って完璧だと感じられないというのは良いことじゃないし、そんな状態じゃ最速になんてなれない。ドライブを楽しむという感覚を取り戻す必要があるし、もう少し落ち着かなければならない」

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シリーズ F1
ドライバー バルテリ ボッタス
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース