ボッタス、直近の不振は”マシンとドライビングスタイルの不適合”が原因
ボッタスは、最近のレースでの不振は自分のドライビングスタイルがマシンに合っていなかったからだと話した。







メルセデスのバルテリ・ボッタスは、自分のドライビングスタイルがマシンと合っていなかったことが、ここ最近のレースでの不調の原因だと明かした。
サマーブレイク以降、ハミルトンはボッタスを上回る成績を残しており、少なくとも直近3レースの予選ではハミルトンの方が0.5秒以上速いタイムを記録している。
ボッタスはどこでハミルトンに遅れをとっているのか、そしてその理由を理解していると話しており、彼とのギャップを埋めるためには自身のドライビングスタイルを変えることもできると考えている。
「僕のドライビングスタイルの特徴が、所々このマシンに合っていないんだ」とボッタスは話した。
「タイヤのマネージメントの仕方が、僕たちにとっては少しトリッキーなものになってしまう」
「たくさんのことがタイヤの温度と関係していて、それがグリップやパフォーマンスに影響している。特定のサーキットでは、ドライバーとしての仕事はできるんだけどね」
シンガポールGPでは、ボッタスは一時ハミルトンと争うことができていたが、”ウエットでは絶対的にペースが不足して”おり、どのスティントでも数周走るとペースを失っていたという。
「たくさんのことを考えていた。もう一度レースをすることができれば、もっとうまくやれただろうと思うこともたくさんある」
「何かを言うにももう遅すぎる。でも今後に向けてそういうこともわかっていくだろう」
ボッタスは、もし自分のドライビングスタイルを変えずにマシンに適応することができれば満足だと主張した。
「自分のドライビングスタイルを変えることはできると思うし、そうすること以外の選択肢はない。こういうことはモーターレーシングにおいて常に起きている」
「レースではいつも様々なセットアップのマシンをドライブすることになるけど、そのパッケージを最大限に活用するためにはそれに慣れないといけない」
「ひとつのドライビングスタイルだけに頼ることはできないし、それでマシンをドライブすることもできない。それに、これが一番手っ取り早い方法でもない」
またボッタスは、最近のメルセデスのアップデートのせいで、マシンの挙動と自分のスタイルが合わなくなっているということはないと語った。
「マシンの変わったところはないし、(マシンの)動き方が変わったということもない」
「だからそれは全く理由になっていない」
シンガポールでのボッタスとハミルトンのセットアップは大きく異なるものだったが、これは稀なことだったとボッタスは明かした。
「僕たちのマシンのセットアップが全然違ったけど、それはシンガポールでの1回限りだ」
「僕はルイスと同じようなセットアップではドライブできなかった」
「僕自身も、パフォーマンス面の方向性も理想的なものではなかった。だけど少なくともマシンをドライブすることはできた。でも大抵は(ハミルトンと)同じようなセットアップだし、大きな違いはない」
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