マクラーレンオーナー、ホンダとの”離婚”は双方にとってプラスだと主張

マクラーレンの共同オーナーであるマンスール・オジェは、ホンダとマクラーレンの関係解消は、両者にとってプラスに働くと語った。

 サウジアラビアの大富豪であるマンスール・オジェは、マクラーレンの共同オーナーを務めており、1980年代初めの頃からF1の舞台裏で重要な役割を果たしてきた人物だ。ホンダはマクラーレンとのパートナーシップの中で、できる限りの努力を果たしてきたと彼は考えている。

 オジェはmotorsport.comのインタビューに次のように答えた。

「彼ら(ホンダ)にとっても辛かっただろう。私は彼らの努力が足りなかったとは思わないし、我々の努力が足りなかったとも思っていない。ただ機能しなかっただけなんだ」

「間違いなく彼らにとっても、我々にとっても良くない状況だった。だからその場合は、それぞれが別のことを試さなければならない。マクラーレンとホンダ双方にとってそれがうまくいくことを願っている」

「忘れてはならないのは、彼らが偉大な競争相手になりうるということだ。彼らがF1に残ることになって私は嬉しい。しかし時に、パートナーとの間でうまくいかないことはあるんだ」

「それは結婚における、妥協のできない考えの違いのようなモノだ。双方がそれぞれの道を行くという決定は正しいと私は思う。しかしチームとしては、変化を楽しみにしている」

「彼らはできる限りのことをしたし、我々もそれは同じだが、機能しなかった。結果として起きたことは、どちらにも責任がある」

シャシー開発の”ベンチマーク”を得たマクラーレン

 ルノーとの新しい関係を、オジェは楽しみだと語った。レッドブルとワークスチームであるルノーが同じパワーユニットを使用するからだ。マクラーレンはこの3年間、ホンダからパワーユニットの独占供給を受けていたために、比較対象がなくシャシーを適切に評価するのが難しくなっていた。

「言うなれば、違うモチベーションが得られるんだ」と彼は説明した。

「我々自身とベンチマークを比べることができる環境だから、物事がより挑戦的になるだろう」

「そのベンチマークに到達したい、あるいはベンチマークを超えたいなら、我々は物事を確実に適切にこなさなければならない。そうした新しいチャレンジを楽しみにしている」

「しかし、来季に何が起こるかは誰にも分からない。来年は1シーズンで使えるパワーユニットが3基に制限されるから、我々は信頼性を確保しなければならない。変わるものも多いし、状況は常に変化している」

 オジェは、ルノーとの新しいパートナーシップがマーケティングの面でどのように活用されるのかについて、議論するのはまだ時期尚早だと述べた。

「どうなるか見てみなければならない。我々はルノーと懸命に作業に取り組み、彼らにとって素晴らしいパートナーになりたい。彼らは我々のことを、F1を象徴するようなチームだと考えていると思うし、彼らも非常に長い間F1でマニュファクチャラーをしている」

「彼らが(1970年代後半の)ターボ時代に何を成し遂げたのか忘れてはならない。私は彼らの競争相手だったので覚えている。彼らは長い間F1にいるんだ。私たちは彼らと組めてとても満足だし、彼らもとてもハッピーだと私は思う。それが重要なんだ。お互いがお互いを必要としているというのは、素晴らしいことだ」

 オジェは、マクラーレンが再び勝利を争うことができるようになると確信している。

「我々は、このパートナーシップを軌道に乗せなければならない。スポーツ愛好家として、長い間F1にいるスポーツマンとして、我々は勝ちたいんだ」

「それが我々のDNAだ。勝ちたいからここにいる。以前にも勝てなかったことはあるし、フェラーリにも20年間チャンピオンシップに勝てなかった時期があるが、それでも彼らはF1にとどまっている。それを人々は忘れているんだ。しかし我々は(優勝争いに)戻ってくるだろう」

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この記事について
シリーズ F1
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース