マクラーレン、アロンソのトラブルについて"弁明"「大した問題でない」
ザク・ブラウンは、バルセロナ公式テスト初日走行にアロンソのマシンに起こった問題について"大したことではない"と述べた。









マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターであるザク・ブラウンは、バルセロナ公式テスト初日走行にフェルナンド・アロンソのマシンに起こった問題について"大したことではない"と述べた。
バルセロナ公式テスト初日に走行を担当したアロンソだが、6ラップ目の最終コーナーを走行中にマシンから右後輪が脱落。態勢を崩したアロンソはスピンを喫し、グラベルでマシンを止めた。
約2時間の作業の後、午前の走行が終了する数分前に走行を再開したアロンソだが、午前の周回数はわずか10周に留まった。
ブラウンはアロンソがコースアウトした理由について詳細には触れず、"ホイールナットのトラブル"によって引き起こされたため"簡単な修正"を行ったと述べ、何かの兆候や原因になったりすることはないと語った。
「マクラーレンは大丈夫だ。全てのチームがテストを通じて様々な問題を抱えることだろう。そのためのテストなんだ。今回の出来事はそのうちのひとつにすぎない」
「少し走行時間を失ったが、全く大したものではない」
テスト開始早々に起きたマクラーレンのトラブルは、昨年までのパートナーであるホンダと共に迎えた悲惨なシーズンスタートを彷彿とさせるものであったように思える。しかしブラウンは早期に問題が起きようともマクラーレンは"リラックス"していたと述べた。
昨年のように、テスト開始早々のトラブル発生は今後の状況を悪化させるものかと訊くとブラウンは次のように語った。
「そんなことはない。ドラマもなかった。ガレージにいた誰もがリラックスしていたし、ただその問題に対処した」
「私はこのチームが外からのプレッシャーを受けたり注目を浴びることに対し、慣れてしまっていると思う。その状況を楽しみ、積極的に行動してチャンスを掴むのが好きなのだ」
「我々は自分たちに課している以上のプレッシャーを感じていない」
「チームの雰囲気も素晴らしい。誰もが再びレーストラックに戻れたことに対し喜んでいるし、ファクトリーにいるスタッフも状況を見守っている」
「シェイクダウンはとてもうまくいったため、皆が新しいシーズンに対し期待を抱いている」
午後にマクラーレンが走行を重ねている間、元サプライヤーのホンダは新しいパートナーであるトロロッソと共に用意したSTR13で72周を走破した。その周回数はF1チームの中で2番手となっている。
ホンダとトロロッソがトラブルなく初日を終えたことをブラウンに伝えると彼は次のように語った。
「テスト期間でトラブルを抱えなかったチームがピットレーン上にいるとは思えない。そんな事例があったのかも定かではない」
「我々は自分たちのプログラムに注意を払っている。我々はホンダがベストを尽くすことを願っているし、トロロッソも素晴らしいチームだ」
「だが、我々は自分たちのプログラムに集中しているんだ。我々は現在の立ち位置に満足している」
Additional reporting by Filip Cleeren
この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |