マクラーレン「ルノーへの換装は大変。その作業は今も続いている」

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今季からルノー製のパワーユニットを使うマクラーレン。同チームのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエに話を訊いた。

 昨年まで3年にわたってホンダのパワーユニット(PU)を使ってきたマクラーレン。1988年〜1992年の黄金期のコンビ復活ということもあり、両者のコラボレーションには大きな期待が集まった。しかしながらその3年間は両者共に苦しみ、満足いく成績を残すことができなかった。

 その結果マクラーレンは昨年限りでホンダと袂を分かち、今季からルノー製PUを使用することとなった。ルノーのPUはレッドブルも搭載しているものであり、大幅な戦闘力アップが期待されたが、バルセロナで始まった公式テストの第1回目にはトラブルが相次ぎ、不安な船出となった。

 同チームのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエに、ホンダとルノーの違いについて尋ねると、次のように語った。

「多くの期待がある。しかし、今現時点でそれがどんな期待であるか、描くことはしない」

 そうブーリエは語った。

「まず我々がどこにいるのか、理解する必要がある。まだそれを判断するには時期が早すぎる」

「我々はマシンを評価する必要がある。データとしてフィードバックする必要があり、元々描いていたモノとの相関関係を確認しなければならない」

 ブーリエはルノーのPUを学習している最中だと語る。

「我々はルノーと共に学習し、仕事を進めている。言語も違うし、スイッチの位置も異なる。しかし、1.6リッターのV6エンジンがエネルギーを生み出している。これまでとはやり方は異なるが、今の所いい感じで進んでいる。ルノーとの関係も良好だ。両者とも、一緒に働くことには満足している」

 ルノーのPUとホンダのPUは、レイアウトのコンセプトが異なっている。そのため、積み替えるのは容易ではないと言われている。これについて尋ねると、ブーリエは次のように語った。

「それは、再設計についてあなたがどのくらい大変だと考えているかによる。ただ、やり始めた時と比較すれば、その答えは”イエス”だ」

「リヤエンドを、完全に作り替えなければならなかった。エンジンの後方にターボが付いているため、それを収めるために、ギヤボックスを後退させなければならなかったのだ」

「これについての作業は、今も行われている。我々は挫折したわけではない。しかし、それを行うためには、しばらく時間を費やさねばならなかった」

 マクラーレンの苦労は続いている。このインタビューが収録されたのは、第1回目のバルセロナ合同テストでのことだったが、6日から始まった2回目の合同テストでも、マクラーレンにはトラブルが頻発。セッション開始早々にマシンをストップさせてしまうなど、再び心配なスタートとなった。

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この記事について
シリーズ F1
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース