マクラーレン”300円”のボルト破損を嘆く。最終日には別の問題も発生

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マクラーレンのブーリエはテスト全体に影響を与えた、たった2ポンドのボルトが破損したことによる2日目のトラブルを振り返った。

 バルセロナで行なわれた合同テスト4日目、マクラーレンは合計161周を走行できたものの、レーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、たった2ポンド(約292円)のパーツによって走行時間をロスしてしまった2日目のことを嘆いている。

 テスト初日はホイールナットの問題で、2日目はエキゾーストパイプを留めているクリップの問題で走行時間を失ったマクラーレン。特に2日目は、トラブルにより排気が漏れてしまったために、多くの配線が吹き飛ばされてしまい、エンジンカバーが熱によるダメージを受けてしまった。

 テスト3日目は雪のせいでまともに走れず、マクラーレンは合計わずか99周という状況でテスト最終日を迎えた。この日はストフェル・バンドーンが110周、フェルナンド・アロンソが51周を走行したものの、マシンは別の問題を抱えていたという。

 マシン後部のヒートシールドに穴があいてしまったために、リヤのボディワークがダメージを受けてしまったようだ。しかしこれは走行自体にはあまり影響がなく、交換部品もなかったためにそのまま走行は継続された。

「エキゾーストのボルトが壊れた、つまらないトラブルだ」と、ブーリエは2日目のトラブルを振り返った。

「それはたった2ポンドのパーツによる問題だったが、多くの走行時間を失ってしまった。マシン後部のあらゆるものが燃えてしまい、ギヤボックスとマシンのリヤエンドをリビルドしなければならなかったからだ」

「それ以外は何も変えていない。デザインを見直すコストもかかっていないが、走行時間を失ってしまった」

「見て分かる通りデザインは同じで、マシンはまだ走っている」

 テスト4日目に発生したトラブルについて、ブーリエは「冷却の問題は、最初のテストで全てのチームが対処しなければならないものだ」と語った。

「エンジンパートナーが新しくなった場合、マシンの中で熱がたまってしまう部分が生じる可能性がある。正直に言って、それ以外の何物でもない」

「ボディワークにはいくつか縞模様が見えるが、これはそういったポイントすべてを考慮し、適切にヒートシールドが配置されているか、ボディワーク内部の冷却システムを変更すべきかを確認するためだ」

 熱の問題こそあったものの、この日はコンディションが良くなったこともあり、チームは走行を通じて進歩を遂げたようだ。

「悪天候やメカニカルトラブルを取り除き、最後に自分たちの走行プログラムに従うことができた」

「走行プログラムを調整したのは間違いない。テスト項目に優先順位をつけてプログラムを圧縮したが、今日は空力のデータを集め始めている。そして機械的なセットアップにも取り組んでいる」

「今はできる限り多くを学ぶことができるよう努力している」

 マクラーレンは今回のテストでハイパーソフトタイヤを多用した。ピレリが今季初めて投入するハイパーソフトタイヤは、シーズン中何回かしか登場しない予定だ。

 これについてブーリエは「あまりにも寒かったため、これ(ハイパーソフト)が機能する唯一のタイヤだと予想したからだ」と述べた。

「ソフトやスーパーソフト、ハイパーソフトなどみんな色々なタイヤを試していたが、とてもよく機能していたのはミディアムだということがわかった」

 ブーリエは、来週火曜日からスタートする2回目のテストでは、チームは明確な目標を持って臨むと語った。

「まずレース距離を走る。そして何回かピットストップの練習を行う。今シーズンのことにもっと集中をするんだ。さらに、いくつか新しい装備と試してみたいモノを持ってくる」

「だから来週は、レース距離というものが鍵になってくるだろう」

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この記事について
シリーズ F1
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース