マグヌッセンとオコン、来季のルノードライバー最有力候補に浮上
ケビン・マグヌッセンとエステバン・オコンが、来季のルノーのもうひとりのドライバー候補最有力であることがわかった。










ルノーは、現在ウイリアムズに在籍するバルテリ・ボッタスに興味を持っていた。現在チームの代表を務めるフレデリック・バスールは、ボッタスが2011年にGP3のタイトルを獲った際、共に働いた人物であるということも、これに少なからず影響を与えているだろう。
しかしウイリアムズは、ボッタスに対するオプション契約の行使を、先月選択したという。これは実質的に、ボッタスが来季もウイリアムズのマシンをドライブすることを意味する。ルノーはなんとかボッタスを獲得しようと手を尽くしたが、これは叶わなかった。
ある関係者によれば、ニコ・ヒュルケンベルグが契約を締結する前から、ルノーはボッタスと長いこと話し合ったという。しかし、アメリカGPの週末にこれが実を結ばないことがわかったようだ。
これはおそらく、ウイリアムズがランス・ストロールとの契約締結を発表するのと同じタイミングで、ボッタスの契約延長が発表されるということを意味しているとみられる。
ルノーに残された選択肢
ルノーはまた、トロロッソのカルロス・サインツJr.を獲得することも画策していた。しかし、これはトロロッソがダニール・クビアトと共にサインツJr.残留を発表したことで、実現しなかった。
そのため彼らの選択肢は狭まりつつあり、現時点ではエステバン・オコンとケビン・マグヌッセンが、残された候補であると考えられる。
オコンはメルセデスのジュニアドライバーであるが、マノーからデビューするまではルノーのリザーブドライバーを務めていた。そのため、ルノーとの関係性は強い。しかし、彼の現在の雇い主であるメルセデスは、フォースインディア入りの可能性を探っているとみられていて、この選択肢についてはメルセデスの意向次第ということになるだろう。
オコンの獲得がならなかった場合には、マグヌッセンの残留が現実味を帯びてくる。ルノーは経験も重視しており、マグヌッセンの今季のパフォーマンスについては、非常に高く評価しているという。
つまりルノーのラインアップ決定は、フォースインディアとオコンの状況が明らかになるのを待つしかないということになるだろう。
ただ、別のある情報筋によれば、エステバン・グティエレスの名も、ルノーの来季ドライバー候補のひとりとして挙がっているという。その場合は、グティエレスと入れ替わる形で、マグヌッセンがハース入りすることになるかもしれない。
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | エステバン オコン , ケビン マグヌッセン , バルテリ ボッタス |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |