「マシンに敏感になりすぎるべきではない」成長を実感するリカルド

リカルドは、マシンの感触を敏感に感じ取れるという自身の”強み”が、弱点になってしまっていたと感じているという。

 昨年、レッドブルのダニエル・リカルドは、ドライバーズランキングを5位で終え、チームメイトのマックス・フェルスタッペン(6位)を上回った。しかしながらフェルスタッペンは予選で速さを見せることも多く、両者が完走した7戦中5戦では、フェルスタッペンが上の順位でフィニッシュした。

 リカルドは昨年について、空力のレギュレーションが変わってダウンフォースが大きくなったこと、そしてタイヤの幅が広くなることによりグリップが増したことについて「理解するのが難しく、適切なやり方を見つけるのも難しかった」と認め、それに対処するために自身のスタイルを傷つけてしまったと語る。

「これまでは、クルマのことを感じ取るのが僕の強みだと思っていた」

 リカルドはmotorsport.comに対してそう語った。

「僕はマシンの状態を敏感に感じ取れていた。だからこれまでは、タイヤをマネージメントするのに役立っていたんだ」

「”何かを変えなきゃいけない”というよりも、とにかく走った方が良い時には、それが僕の弱点になる」

「僕は少しだけ学んだと思う。時にはあんまり考えすぎる事なく、ドライビングに集中する事ができるようになった」

 ピレリタイヤが変わった事でマシンにも多くの変化をもたらし、それがドライビングにも影響を与えたとリカルドは考えている。

「このタイヤは、路面によって全く異なる動きをするんだ」

 そうリカルドは語った。

「滑らかな路面の場合、凄くスライドするから、マシンが完璧ではないと考えてしまう」

「タイヤのウォームアップもかなり遅い。だから滑ってしまい、対処するのは厄介だと感じてしまう」

「ただそのまま走り続けるだけでは、完璧にはならないだろう。でも、持っているモノでやってみるしかない。実際に修正されることはないのに、セットアップを変更することが時々あった」

「おそらく、週末にひとつのセットアップを長いこと試して、そのセットアップにはどんなドライビングがベストなのかを学ぶ方がいい」

「失われてしまった感じがして、多くのことを変更しすぎてしまったことが何回かあった。良いマシンを欲しいと思うなら、それは自然なことだけどね」

「でもその後、別の問題が生じる。若干ながら、悪循環に陥ってしまうんだ」

 そういった状況から抜け出すために、自身のドライビングスタイルを変え、クルマのセットアップを快適なポジションから外さなければならないと感じているかと尋ねられたリカルドは、次のように語った。

「僕はそれを快適だと言うつもりはない。僕は常に状況に適応することができたと感じているから」

「それは僕の引き出しを広げることになったし、少しだけ頭が柔らかくなったと思う」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ダニエル リカルド
チーム レッドブル
記事タイプ 速報ニュース