マッサのコラム「クラッシュからのカムバック」

フェリペ・マッサは、カナダGPで今シーズン初のリタイヤを喫した。彼は結果に失望しながらも、ウイリアムズのペースは次戦で強さを見せられると確信している。

 カナダGPから戻って来て、複雑な気持ちであることを認めるよ。

 パワーユニットに問題を抱えたために、今シーズン初のリタイアを喫することになったから、正直失望している。オーストラリアGPから続いていた、ポイント獲得リレーに終止符が打たれてしまったよ。

 でも、モントリオールでは良い側面もあった。ウイリアムズ・マルティーニ・レーシングは、中高速コースで良いパフォーマンスを出せる事が証明されたからね。

 フリー走行1回目の第1コーナーで、クラッシュというアンラッキーな出来事にあって、最高のスタートを切る事は出来なかった。

 低ダウンフォースのコース用に設計された新しいリヤウイングを試すために何周か走行したのだけど、ターン1のブレーキングエリアに差し掛かった時、ブレーキペダルを踏んだらマシン後部のコントロールを失ってしまった。何の警告もないままに、突然バリアに激突したんだよ。 

 何が起きたのかをエンジニアと一緒に分析したら、クラッシュの原因はDRSに問題があったことが分かった。DRSはもっと早く閉じているはずだったのだけど、開いたままブレーキングポイントに到達してしまったんだ。

 チームの皆が素晴らしい働きをしてくれて、午後のセッションまでにマシンを直してくれた。でも、残念な事にモントリオールに持ってきたいくつかの技術開発のうち、ほとんどは修復できないほど損傷していて、使えるものは1セットしか残っていなかった。つまり、カナダのコースに合わせた最適な設定ができないままに、レースを迎えなくてはならなかったんだ。

 それでも、僕のペースは悪くなかったし、予選結果には満足しているよ。なにしろ、スピードを出すための新たなパーツが足りなかったにも関わらず、チームメイトのボッタスと順位を並べる事ができたからね。すべてが良い結果を示していたから、もっと多くのポイントを獲得できると確信していたんだ。でも残念ながら、パワーユニットの問題が僕のレースに終止符を打ってしまった。

バクーの見通し

 最終的な結果に失望はしたけれど、カナダでチームが表彰台を獲得できたことで、今週末のバクーとその後に続くレースで大きなチャンスがあることが裏付けられた。バクーは未知のコースだけど、とても長いストレートは僕たちのマシンと相性が良いはずさ。それに、僕たちが良い結果を残したソチとモントリオールに類似するその他の特徴もあるからね。

 それから、レッドブルリンクとシルバーストーンとホッケンハイムは、潜在的に僕たちのマシンと相性が良いから楽しみにしているんだ。

 今年は、コースレイアウトに応じた非常に大きな変化がいくつか見られたね。どのコースでも速いメルセデスは別として、特定のコースにおいて、他のマシンが苦戦している中で良い結果を出すマシンが見受けられた。つまり、僕たちにもまだ大きな可能性があるってことだよ。

 チーム間のパフォーマンス差もあまりなくなってきている。昨年は、最高速度にかなり大きな違いがあったけれど、12カ月後の状況は大きく変化した。レギュレーションの安定性はパフォーマンスの均一化につながり、モントリオールでは10台のマシンの間に僅か時速5kmの違いしか見られなかった

 低い気温という条件により、タイヤが劣化しにくかったということを考えれば、レース中にオーバーテイクの機会がほとんど無かったことも不思議ではない。

今 は、バクーに集中するべき時だ。僕が見てきたコースのイメージはとても魅力的で、バクーに行くのが待ちきれないよ。

 最後に、我々のピットストップは今回も全体で最速だった。この素晴らしい作業を行ってくれた全てのスタッフに賞賛を送るよ。そしてこの状態を続けていってもらいたいね。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 カナダGP
サーキット サーキット・ジル・ビルヌーブ
ドライバー フェリペ マッサ
チーム ウイリアムズ
記事タイプ インタビュー