マッサ、”仕方なく”ではチームに残らないと語る「必要とされれば残留」
マッサは、ウイリアムズが自分の残留を望めばチームに留まるが、そうでなければチームには残らないと語った。






ウイリアムズのフェリペ・マッサは、チームが自身のことを必要とするならば、チームに残留するつもりだと話した。
一度は昨年限りでのF1引退を表明していたマッサ。しかし昨年のチャンピオンに輝いたニコ・ロズベルグが突如F1引退を発表したため、すでにウイリアムズと契約を交わしていたバルテリ・ボッタスが急遽メルセデスへ移籍することになった。そのためマッサは、ボッタスの抜けた穴を埋めるべく、ウイリアムズの依頼を受ける形でF1引退を撤回し、今年もF1に参戦することになった。ただ、ウイリアムズとの契約は今年1年限りであり、来年以降の去就に注目が集まっている。
マッサは、他にウイリアムズに適したドライバーがいないため、仕方なくウイリアムズに在籍しているという見方をされたくはないと明確にしている。
マルティーニとのスポンサーシップにより、ウイリアムズは最低でも25歳以上のドライバーを起用しなければいけないため、チームのドライバー決定は複雑な状況になっている。
一時はフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)もウイリアムズのドライバー候補でなないかと報じられたが、アロンソはまもなくマクラーレン残留を発表するのではないかと見られている。
マッサは、「どうなるのかは見てみるつもりだ」と話した。
「チームのプランは何なのか、来年に向けてどんなアイデアがあるのか、どんなことがあるのかを考えて、もし僕がウイリアムズに残留することが正しいのならばそうしたい」
「チームは僕のことを必要としているという姿勢を示す必要がある。僕がそれを見ることができれば、残留するだろう。でももしそれが見られなかった時は、チームには残らない」
「率直に言えば、僕は常に自分が望んだ場所にいたし、それは今も同じだ。そういう場所にいる必要がある」
「それが来年に関して僕が望んでいることだ。もし僕やチームが望んでいる位置につくことができる方法を見つけたら、その時はチームに残る。そうでなければ残らない」
しかしマッサは、ドライバー市場には自分以外にも候補になっているドライバーが存在するということを認めた。
「(ドライバー市場では他の人々と)同じ状況だと思う。でも自分にとって正しいことを知りたいと話してきたのは、それだけが原因ではない」
これまでチームはマッサの起用を望んでいるという姿勢を示してきたかのかどうかということを尋ねると、彼はこう答えた。
「そうだね。このことは僕とチームの関係性次第だけど、(決断が)早い方がみんなにとっても良いことだと思う」
またマッサは、今年は良いドライビングができているが、本来ならば今以上にポイントを獲得できているはずだったと考えている。
「最も重要なことは、僕がマシンに乗っている時にどう感じているかだ。乗っている時のフィーリングは本当に良いし、とてもコンペティティブにドライビングできている。これまで多くのレースで非常に良いレースができた」
「自分のドライビング、作業、マシンの理解の仕方には満足している。これが自分によりモチベーションを与えてくれるものなんだ」
【関連ニュース】
- アロンソ、将来を決定するのは数週間後になると明かす
- トロロッソ、来季より3年間の契約をホンダと締結との情報
- トロロッソ・ホンダ誕生の余波で、レッドブルとルノーが関係解消か?
- パーマー、今季中のシート喪失を否定「あと7レース乗れる契約がある」
- ホンダ、シンガポールGPでバンドーンのPU交換計画はないと報告
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | フェリペ マッサ |
チーム | ウイリアムズ |
執筆者 | Adam Cooper |