マッサ、接触の不満収まらず。「アロンソはスチュワードに”親友”がいたんだろう」
マッサは、レース終盤で起きたアロンソとの接触に関して、不満を全く隠さない。









アメリカGPのレース終盤、マクラーレンのフェルナンド・アロンソが、ターン16でウイリアムズのフェリペ・マッサにオーバーテイクを仕掛けた際に接触し、マッサはタイヤがパンクしてしまった。そして5位争いから脱落。7位でフィニッシュすることになった。
このインシデントはスチュワードに審議されたものの、結局アロンソにペナルティが出されることはなかった。
しかしマッサは、アロンソに対して感情を剥き出しにしており、いまだに接触に対して不満を抱いている。
「すでに(アロンソと)話したよ」とマッサは、レース・オブ・チャンピオンズ出場に関するメディア対応の中で、motorsport.comに語った。
「上から見たら、彼のオーバーテイクは素晴らしいものに見えるだろう。けど彼はすごく遠かったし、ほとんどブレーキをかけていなかった。僕はコーナーの前でブレーキをしていた。もし僕がそこにいなければ、彼はまっすぐ行っていたことだろう」
「僕と当たった後でさえ、彼はトラックの外に行ってしまった。彼はすごく後ろにいて、僕の近くにいなかったから、僕はラインを閉じようともしていない。正直に言って、きっとスチュワードの中に彼の大親友がいたんだと思う」
「彼はサインツにも同じようなことをした。ブレーキを遅らせてコーナーをオーバーランしたんだ。レース残り3周で2回だよ。彼にペナルティが出なかった意味がわからないよ」
今週FIAは、ポジションを守るためにブレーキングゾーンでラインを変えることを禁じたが、マッサはアロンソのようなインサイドへの”突進”についても、何らかの規制を作るべきだと匂わせた。
「確かに、ドライバー全員がミーティングで尋ねていたことがそれ(ブレーキングでの規制)だ」と彼は語った。
「僕たちはルールを知る必要がある」
「ほとんどのドライバーが、ブレーキングで動いてはならないことを理解している。その上であるドライバーがそういうことをして、何も起きなかった(何のペナルティも科せられなかった)から、みんなが尋ねているんだ。もし動けるなら、みんながそうするだろう。ドライバーみんなが自分の意見を持っているが、正直に言ってそれは非常に似通っていた。だから彼ら(FIA)は変えたんだ。みんながこれを守ることを願っている」
「今回の件では、フェルナンドはブレーキングで動かなかったし、違うやり方でオーバーテイクしようとしただけだ。彼はできることをすべて試していた。それ自体を咎めているわけではない。けど、彼は僕に向かってダイブし、僕のマシンと当たった。トライするなとは言っていないが、彼はトライするには遠すぎたんだ」
「僕がそこにいなければ、彼はコーナーを曲がれなかっただろう。策略が過ぎるよ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アメリカGP |
ロケーション | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
ドライバー | フェリペ マッサ , フェルナンド アロンソ |
執筆者 | Jonathan Noble |