レッドブル「F1チームの中で最も優れたシャシーを用意した」と自信
レッドブルのヘルムート・マルコは、現時点でレッドブルがF1チームの中で最高のシャシーを用意できていると語った。





レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、現時点でレッドブルがF1チームの中で最高のシャシーを用意できていると語った。
マレーシアGPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンが自身2度目の優勝を果たし、さらにチームメイトのダニエル・リカルドは3位で入賞。レッドブルはマレーシアGPで今季最高の盛り上がりをみせた。
マルコはレッドブルの勝利はフェラーリに降りかかったトラブルに助けられたと認める一方、そうでなかったとしてもチームが勝利することができたと示唆している。
「フェラーリには問題があった」とマルコ。
「それでも、セバスチャンがスーパーソフトを履いていた時も我々のスピードは彼に匹敵していた。さらにセバスチャンがリカルドの後ろについた時も、彼は(リカルドに)接近しすぎたせいでフロントタイヤをダメにしてしまった。だから彼はリカルドをアタックすることができなかった」
「しかしそれよりも満足できたのは、メルセデスをオーバーテイクして引き離したことだ。それは苦戦を強いられた開幕戦からここまで進んできた方向性は合っていたということを示している。シャシー面でも現時点で最高のものを用意できている」
「我々は正しい方向性にあり、さらに速くなっていくだろう。マシンの調子は実に良い。全ての条件が揃うのであれば、マックスかダニエルは表彰台を獲得することができるだろうし、もしかしたら勝利することができるかもしれない」
さらにマルコはマレーシアで披露したレースペースは特に驚くべきものではなかったと語り、マシンに対する自信を伺わせた。しかし残りの5レースの結果はパワーユニット交換によるグリッドペナルティに大きく左右されることになると考えているようだ。
「忘れてはいけないのは、我々はモンツァで速さを示すことができたことだ。スパでもそうだ。しかし、どんな時も不運な状況下にあった」
「鈴鹿は我々にとって良いサーキットだが、ペナルティがつきものになるだろう。しかし、今回の大きな収穫はこれまで続いていたマックスの不運が終わったということだ」
マルコは今季がフェルスタッペンにとって厳しいシーズンであったことを認めている。
「本当に困難だった。19歳の彼はこのようなシーズンを過ごす中で、自分を確立していったと思う」
「それでも彼は理解を示し、状況に適応し、別のアプローチを取ったのだ。その結果がこれだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Adam Cooper |