メルセデスとフェラーリ接近。アロンソ7位:スペインGP FP2レポート

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メルセデスとフェラーリ接近。アロンソ7位:スペインGP FP2レポート
2016/05/13 22:36

スペインGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。2番手はフェラーリのキミ・ライコネン。メルセデスとフェラーリによる接近戦の様相を呈してきた。マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは7位だった。

Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 Team W07
Kimi Raikkonen, Ferrari SF16-H
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Sebastian Vettel, Ferrari SF16-H
Fernando Alonso, McLaren MP4-31
Fernando Alonso, McLaren
Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso STR11
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB12
Max Verstappen, Red Bull Racing RB12
Daniil Kvyat, Scuderia Toro Rosso STR11
Felipe Massa, Williams FW38 spins

 現地時間の14時から行われたフリー走行2回目。午前中に行われたフリー走行1回目では、唯一ソフトタイヤを使ったフェラーリが1-2だった。しかし、同じ状況下でのフェラーリとメルセデスの性能差がどれほどなのか? ここが、このFP2最大の注目ポイントである。

 序盤から各車がコースインし、チェックラップを行ってからアタックに入る。セッション序盤にタイムシートの上位を埋めたのはやはりフェラーリ。ミディアムを履き、まずはキミ・ライコネンが1分26秒525でトップ。次いでセバスチャン・ベッテルが1分26秒306を記録し、首位の座を奪う。

 一方、メルセデスのルイス・ハミルトンはソフトタイヤを装着し、アタックラップに入るが、それと時を同じくしてメインストレートでルノーのジョリオン・パーマーが左リヤタイヤをバーストさせてしまう。これでヴァーチャル・セーフティカーの導入が宣言され、結局赤旗中断。ハミルトンのソフトタイヤでのアタックは完了しなかった。

 パーマーのバーストは、イン側のショルダー部分から、タイヤが破裂したように見えた。このクルマは、午前中にエスティバン・オコンがドライブしていた時にもタイヤをパンクさせており、その因果関係があるのかどうか、チームの発表が待たれるところだ。

 約7分間の中断の後、セッション再開。再開後にトップタイムを更新したのは、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソである。アロンソはミディアムタイヤを履き、1分26秒268でトップ。ただ、すぐにハミルトンがミディアムで1分25秒607を記録し、トップを更新する。また、レッドブルのマックス・フェルスタッペンも2番手タイムを記録。移籍初戦から好調である。

 フェラーリは今回のセッションでも、ソフトタイヤを惜しみなく投入。キミ・ライコネンが1分24秒176という好タイムを出して首位に立つ。また、トロロッソのカルロス・サインツJr.もこれに続き2番手である。

 ピットレーンでは、エンジンを止めてしまったジェンソン・バトンが、ゆるゆるとピットに戻る。何かのトラブルだろうか? ピットに戻ったバトンのマシンは、フロントのブレーキダクトを交換する作業を行っている。

 ミディアムでのアタックを終えたマシンは、ピットに戻ってソフトタイヤを装着。アタックを行う。ライコネンのトップタイムを更新したのはニコ・ロズベルグで、1分23秒922を記録。自身のミディアムタイヤでのタイムを約2秒更新したものの、ライコネンとの差は0.2秒と小さい。ハミルトンはライコネンに届かず3番手。ベッテルも最初のアタックにミスがあり、ロズベルグから1秒遅れの4番手になっている。しかし今回のグランプリ、メルセデスとフェラーリの差は非常に小さいように見え、予選〜決勝はこの2チームによる激戦となるかもしれない。

 上位2チームの後につけたのは、トロロッソとレッドブルだ。トロロッソはサインツJr.が5番手タイム、レッドブルはダニエル・リカルドが6番手につけた。リカルドのチームメイトである、加入したばかりのマックス・フェルスタッペンも8番手につけており、シーズン途中で移籍を決断したレッドブル首脳陣の期待に応えている格好だ。トロロッソに降格させられてしまったダニール・クビアトは、まだマシンに慣れないのか、サインツJr.から大きく遅れを取っている。

 マクラーレンのアロンソはソフトタイヤでも速く、レッドブル2台の間を割る7番手。アップデートが功を奏したようで、今回こそQ3進出が近づいてきているかもしれない。チームメイトのジェンソン・バトンは12番手である。

 なお、ここバルセロナで苦しんでいるのはウイリアムズの2台。彼らは揃ってトップ10入りを果たせなかった。ウイリアムズのマシンはダウンフォースが少なめと言われており、そのマシン特性が、サーキットに合っていないのかもしれない。

 セッション後半には、各車がロングランを実施。詳細の分析は後ほどお伝えするが、やはりロングランでもメルセデスとフェラーリが一歩抜けていそうだ。ベッテルはソフトタイヤを履き、少ない1分29秒台のペースを連続させるなど、かなり高い戦闘力を感じさせる。メルセデスの2台も同様だ。ライコネンはミディアムを履いたが、若干デグラデーションに苦労しているようである。

 また、ハードタイヤでロングランを行ったサインツJr.のペースも印象的。1周あたりのラップタイムも悪くなく、その上デグラデーションも少ないように見える。ただ、すでにハードタイヤを使い切ってしまったチーム、1セットしか持ち込んでいないチームもあり、その取捨選択が難しいところである。

スペインGP フリー走行2回目結果

PosDriverTeamTimeGapLaps
1 GermanyNico Rosberg  GermanyMercedes 1:23.922   35
2 FinlandKimi Raikkonen  ItalyFerrari 1:24.176 +0.254 31
3 United KingdomLewis Hamilton  GermanyMercedes 1:24.641 +0.719 27
4 GermanySebastian Vettel  ItalyFerrari 1:25.017 +1.095 35
5 SpainCarlos Sainz Jr.  ItalyToro Rosso 1:25.131 +1.209 39
6 AustraliaDaniel Ricciardo  AustriaRed Bull Racing 1:25.194 +1.272 37
7 SpainFernando Alonso  United KingdomMcLaren 1:25.342 +1.420 31
8 NetherlandsMax Verstappen  AustriaRed Bull Racing 1:25.375 +1.453 31
9 MexicoSergio Perez  IndiaForce India 1:25.437 +1.515 32
10 GermanyNico Hulkenberg  IndiaForce India 1:25.453 +1.531 35
11 FinlandValtteri Bottas  United KingdomWilliams 1:25.708 +1.786 30
12 United KingdomJenson Button  United KingdomMcLaren 1:25.893 +1.971 20
13 FranceRomain Grosjean  United StatesHaas F1 Team 1:25.899 +1.977 33
14 DenmarkKevin Magnussen  FranceRenault F1 Team 1:26.244 +2.322 40
15 RussiaDaniil Kvyat  ItalyToro Rosso 1:26.375 +2.453 44
16 BrazilFelipe Massa  United KingdomWilliams 1:26.491 +2.569 36
17 United KingdomJolyon Palmer  FranceRenault F1 Team 1:26.770 +2.848 16
18 GermanyPascal Wehrlein  United KingdomManor Racing 1:26.960 +3.038 40
19 IndonesiaRio Haryanto  United KingdomManor Racing 1:27.252 +3.330 39
20 BrazilFelipe Nasr  SwitzerlandSauber 1:27.812 +3.890 40
21 MexicoEsteban Gutierrez  United StatesHaas F1 Team 1:28.205 +4.283 9
22 SwedenMarcus Ericsson  SwitzerlandSauber 1:28.501 +4.579 42

 

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