メルセデス代表、”エンジン年間3基”規則に反対するレッドブルを批判

メルセデスのトト・ウルフは、エンジンの年間使用制限を3基にすることに反対するレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表を批判した。

 エンジン(ICE)、ターボチャージャー(TC)、MGU-K、MGU-H、エナジーストア(ES/バッテリー)、コントロールエレクトロニクス(CE)は今季、各ドライバーは年間4基ずつしか使えないことになっており、それを超えて使う場合はグリッド降格ペナルティを受ける。しかし来季からはICE、MGU-H、TCは3基まで、ES、CE、MGU-Kは2基までに減らされることが決まっている。

 これについてレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは反論。使用基数制限を5に増やすことも含め、緩和すべきだと主張している。

 しかし、メルセデスのエクゼクティブ・ディレクターであるトト・ウルフは、ホーナーの意見にさらに反論。パワーユニットの使用基数が減らされたのは、レッドブルのようなカスタマーチームが、参戦コストを下げることを熱心に推し進めたからだと主張した。

「もしそれについて腹を立てているのであれば、彼らは(パワーユニットの)供給価格を引き下げようとすべきではなかった。そして、我々は供給価格を引き下げることに同意してはならなかった」

 現在の論争について尋ねられたウルフはそう語った。

「我々はエンジンの使用制限を4基から、3基に減らす予定だ。それが我々が今いるところだ。来季も4基のままだったとしても、我々にとっては全く問題なかった」

「すべてのメーカーが、パワーユニットの供給価格を適正化することを強く勧められた。そしてそれが我々のしたことであり、その結果がこれだ」

「我々全員にとって大きな課題だった。しかしこれは、我々全員が議論して出した結論なんだ」

 ウイリアムズのテクニカルチーフであるパディ・ロウも、ウルフの意見を支持。カスタマーチームの側からの”パワーユニット3基ルール”を終わらせようと呼びかけることは間違っていると語った。

「寿命の長いエンジンを供給するためには負担がかかり、その負担とコストはメーカーにかかっている」

 そうロウは語った。

「そしてカスタマーとして我々は、より低い価格で供給を受けることができ、利益を受けることができた」

「それが理解する上で重要なポイントであると思う。私はF1にとって良いことがある場合、それは良いニュースだと思う。我々はそれを理解し、小規模なチームを支援することに対して感謝しなければならない。そして4基のエンジンを使うように戻すなら、必然的に価格を引き上げる必要がある」

 レッドブルやマクラーレンがエンジンを年間3基に減らすことに反対していることについて尋ねられたロウは、次のように付け加えた。

「私の考えでは、それを認めることはできない」

「いつでもペナルティを受け、新しいエンジンを手にすることができる。そうすると、よりコストがかかることだろう。もしくは、エンジンの出力を下げることもできる。それがこのフォーミュラだ」

「他のパワーユニットに精通しているわけではないが、今のメルセデス製パワーユニットなら、より低出力で走らせれば、3基で年間を戦うことができる」

「選んだ出力のレベルによって、エンジンの寿命は大きく左右されることになる。だから、その開発が進められているのだ」

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シリーズ F1
チーム メルセデス , レッドブル
記事タイプ 速報ニュース