メルセデス「ガレージに重いプレッシャーが蔓延している。皆まるでゴーストのようだ」

メルセデスはマレーシアGPでの出来事がトラウマになり、チームの雰囲気も常に緊張の張り詰めた状態にあると明かした。

 メルセデスのルイス・ハミルトンが、セパン(マレーシアGP)から日本GPまで祝杯をあげられなかったことは、チャンピオンシップの順位に大きな影響を与えた。ハミルトンがオースティン(アメリカGP)で6戦ぶりの勝利を収めた後、レース中は常にマシンの信頼性に対して過敏になっていたことを認めている。

「レース中、マシンがそう(マレーシアGPの時のように)ならないかずっと心配していた」とハミルトンは話した。

「僕はマレーシアGPでその音を聞いた時と同じ気持ちで、その事態を恐れていた。だからマシンが最後まで走りきってくれたことを感謝しているよ」

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ハミルトンとチームメイトのニコ・ロズベルグのタイトル争いが、マシンの信頼性に影響されないようにすることは重要であると重々承知している。マレーシアGPでの出来事が、彼の思いを強くしているようだ。

 彼はアメリカGPでのハミルトンの走行について説明した。

「順風満帆ではなかった。でもエンジンはかなり良好だったのではないかと、私は推測している」

「マレーシアは突然の出来事だった。そしてその記憶は未だ我々の脳裏に焼き付いている。トラウマはしばらく残ることだろう」

 アメリカGPの金曜日の夜、ハミルトンの燃料システムに予防策を打ったのは、完璧なマシンの信頼性を確保するメルセデスの決意のもとにあった。彼らはノートラブルを保証するためにとにかく熱心であった。

 そしてその作業の効果は、自ずとしてハミルトンの決勝時の走行に現れた。

 マシンの信頼性を完全なものとするメルセデスのストレスはどれぐらいのものかウルフに訊くと、彼は次のように語った。

「ガレージにいるチーム員は皆、とてもストレスを感じている。彼らは多くの責任とプレッシャーを抱えている。意識的にも無意識的にも、全てに対してプレッシャーがかかっている。それは正しい状況ではない」

「我々は仕事を離れてリラックスする必要がある。責任感が、ガレージに留まり続けている。チーム員は常に説明責任に追われながら仕事をしている。(記者に対して)君は何か書きにきたんだろう、ここでゴーストたちが働いていることを書きにね」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース