メルセデス、不運のベッテルに同情「世界中が彼らの戦いを見たいはず」

メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、前戦に続いて不運に見舞われたライバルのセバスチャン・ベッテルに同情しているようだ。

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、マレーシアGPの予選Q1でターボのブースト圧に問題が生じ、タイムを計測できなかった。そのためグリッド最後尾からのスタートとなったのに対して、メルセデスのルイス・ハミルトンはポールポジションを獲得した。

 ベッテルは、前戦シンガポールGPではポールポジションを獲得したが、スタート時に多重クラッシュによりリタイアに終わっており、ハミルトンがタイトル争いのリードを28ポイントまで広げた。

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、緊迫したタイトル争いをする中でライバルの不幸によってアドバンテージを得ることに罪悪感を感じる理由はないと語ったものの、過去の経験も相まって、同情を感じざるをえなかったようだ。

「我々とフェラーリには、誰ひとりとして”容疑者”はいない」

 そう、ウルフは語った。

「レースに勝ち、チャンピオンシップを獲得すること。それが我々の目的なんだ」

「だが、私はフェラーリとセバスチャンに同情する。それが難しい状況だと知っているからだ。我々も過去にそういう状況に陥った。2014年のブダペストで、ルイスのエンジンが煙を吹いたんだ」

「昨年は、ここマレーシアでルイスがレースをリードしている時にエンジンブローしたんだ。優勝できていれば、彼がチャンピオンシップを獲得できていたはずなのに。だから、私はそれを連想してしまうんだ」

「世界中が彼ら(ベッテルとハミルトン)の戦いを見たいと思っているし、彼らもトラック上でのタイトル争いを楽しんでいると思う」

「それは明らかだが、これがレースだ。全てをうまくまとめる必要があるんだ」

 メルセデス自体は、金曜日のセッションでペースアップに苦戦した。彼らにとって挑戦的な週末が待っているかと思われたが、しかし蓋を開けてみればハミルトンがポールポジションを獲得。これには本人も驚いていた。

 ポールポジションの”大本命”だと目されていたベッテルの脱落と、キミ・ライコネン(フェラーリ)が最終コーナーで犯したミスに助けられ、わずか0.045秒差で自身通算70回目のポールポジションに輝いたのだ。

 ハミルトンのポールを可能にしたのは何だったのかと問うと、ウルフは「彼が単に完璧なドライビングをしただけだ。おそらく”気まぐれ”なマシンに何とか対処できたんだ」と答えた。

「(フリー走行では)フェラーリがロングランでも1ラップのアタックでの最速のマシンだった。レッドブルも近いところにいたし、我々は3番目だった」

「予選で、全てが変わった。自分自身のドライブで、彼は最速になったんだ」

「もちろんセバスチャンはいなかったし、キミはとても素晴らしいラップだったが、ミスをした。そして最終的に、ストップウォッチが序列をつけたんだ」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 マレーシアGP
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
ドライバー セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ , メルセデス
記事タイプ 速報ニュース