メルセデス、悲劇のフェラーリに同情「昨年のスペインを思い出した」

メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、シンガポールGPでダブルクラッシュに終わったフェラーリに、思わず”同情”してしまったようだ。

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、シンガポールGPのスタート直後にクラッシュし、2台ともリタイアとなったライバル、フェラーリに少し同情すると語った。

 シンガポールGPでは最初のセッションからレッドブルが好調だった中で、メルセデスは苦戦していた。また、フェラーリも予選までは苦しんだものの、セバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得し、ポイントリーダーに返り咲く絶好のチャンスを得た。

 しかし、ベッテルの歯車は決勝スタート直後から狂ってしまった。1コーナーまでの間に、チームメイトのキミ・ライコネンや、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)との間で連鎖クラッシュが発生。最終的に、このクラッシュに巻き込まれたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)も含め、4台がリタイアとなった。

 先頭集団で起きた混乱により、トップに立ったのがメルセデスのルイス・ハミルトン。彼はそのままトップでチェッカーを受け、ベッテルとのポイント差を3ポイントから28ポイントまで拡大した。

 しかしウルフにしてみれば、フェラーリのクラッシュは手放しに喜べるようなものではなかったという。2016年のスペインGPのオープニングラップで、彼らのドライバーが同じようにダブルクラッシュを喫した苦い思い出が蘇ったからだ。

「決勝の前は、いかにダメージを抑えるかという話をしていた。1位と3位でシンガポールを離れることができるなんて、我々からしてみれば素晴らしい結果だ」

 motorsport.comがフェラーリのクラッシュを見てどう思うか問うと、ウルフはそう答えた。

「1度同じようなことが起こっているので、フェラーリの気持ちがわかる。私も両方のマシンを失う状況を経験している。彼らがどれほど残念に感じているか理解出来る」

「しかし、ここに”犯人”はいないと思う。クラッシュの瞬間から、我々とルイスがレースをリードしていることは明らかだった。可能な限りベストなレースをすることができた」

ベッテルの”死角”が事故の原因

 レース後、FIAのスチュワードによってクラッシュが調査されたものの、インシデントを引き起こした決定的な責任は、どのドライバーにもないと判断された。

 ウルフは、ベッテルはフェルスタッペンの進路を遮ろうとしたものの、ライコネンがその隣にいたことに気づいていなかったと考えている。

「イン側にキミがいたのが、セバスチャンには見えなかったことで起こったのだと思う」と彼は語った。

「そこにいたマックスから、ポジションを守るために動いたんだ。私は、左側に3台目のマシンがいることを視認するのは、とても難しかったのではないかと思う。そしてそれが、クラッシュの原因となったんだろう」

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この記事について
シリーズ F1
チーム フェラーリ , メルセデス
記事タイプ 速報ニュース