メルセデス「2017年は"90%のマシン"を作ることを目標にしていた」

メルセデスは、新しい技術規則が導入された2017年シーズンは"90%のマシン"を製造することを目標においていたことを認めた。

 F1がV6エンジン・ハイブリッド時代に突入した2014年から、メルセデスはドライバー部門とコンストラクター部門で4年連続でタイトルを獲得した。しかしメルセデスは、新しい技術規則が導入された2017年シーズンのF1マシンに対し、あまり高い完成度を求めていなかったことを認めている。

 チーフデザイナーのジョン・オーウェンは、2017年用のマシンデザインには前年よりも柔軟性があると語った。

「私は2017年シーズンは"90%のマシン"を作り上げることを目標においていた」

「100%を目指さないことは変に思うかもしれないが、新しい技術規則が導入された時に問題となるのは、例えばどのように規則が変更されていくのかや、タイヤの動作が期待通りのものなのかをみるまで課題を特定できないことだ」

「未知なるものがたくさんそこにはある。だからできるだけ多くの状況をカバーすることができるマシンを目指し、マシンが常に最適化できているわけではないことを受け入れなければならない」

「マシンには多くの調整を加え、さらに我々が発見した課題を対処することができるようにした」

「残念ながら、我々が適応しなければならなかったものの大半は、予想だにしなかった課題だった。だから我々は変更の必要のないものに対して多くの妥協を強いられたし、そういった作業に苦労させられた」

 さらにオーウェンは、マシンコンセプトを最適化できるのはレギュレーションが安定する2年目もしくは3年目になる傾向があると述べた。そしてもし、シーズン開幕が迫ってきた中でレギュレーションが変更された場合でも、より柔軟に対応できる可能性を示唆した。

「("90%のマシン"には)開発の余地がかなり残っている。それにより設計段階で何か問題があれば物事を大きく動かすことが可能になった」

「例えば設計段階では、エアロダイナミクスをどういったところまで開発できるかはわからなかった。エアロパフォーマンス向上のために開発の余地を残す箇所はどこなのかや、どこがエアロパーツをつけられない”セーフゾーン”なのかだ」

「もしそういった中で、マシン中のデザインを変更することができ、新しい開発を行うたびにマシンの全箇所について再考する必要がなければ、それは非常に賢明なことだ」

「パワーユニットはかなり後に変更を加えたが、自分たちのフィロソフィーに則り、合理的に処理することができた」

「もしそれが2016年シーズンに起きていたのであれば、これまでのデザインを崩して、再び作り上げることになっていただろう」

「次のマシンをもっとアグレッシブにすることができる余地があることは素晴らしいことだ」

Glenn Freeman / Stuart Codling

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シリーズ F1
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース