メルセデス、PU3基制限への対応に自信「2004年からやってきたこと」

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メルセデス、PU3基制限への対応に自信「2004年からやってきたこと」
執筆: Lawrence Barretto
協力: Matt Beer
2018/01/26 7:16

2018年はPU使用基数の制限が厳しくなるが、メルセデスのエンジン部門チーフはその対応に自信を見せている。

 F1は2018シーズンから、各ドライバーが使えるパワーユニット(PU)エレメントの基数を厳格化。使用できるエレメントが2017年の4基から最大3基まで減らされた。しかしメルセデスは新PUの寿命に自信を持っており、従来通りのやり方で十分目標を達成できると考えているようだ。

 2014年に現行のエンジンルールが導入されて以来、メルセデスは強力なPUを武器に4年連続でダブルタイトルを獲得してきた。

 メルセデスのパワーユニット部門を率いるアンディ・コーウェルは、1シーズンを3基のPUで戦うという変更は、エンジンの使用基数を削減するために2004年に導入された1グランプリで1エンジンしか使用できないというルールの延長線上にあり、各チームはこの変更を責めるべきではないと語った。

「PUが3基に制限されたことにより、1基のPUで7レースを戦う必要がある。昨年はそれが5レースでよかった」

 そうコーウェルはmotorsport.comに述べた。

「しかし、制限の厳格化は合理的な前進だ。過去10年間、すべてのエンジンエンジニアはエンジンの寿命を延ばすことを求められ、それに取り組んできた。したがってただその数が違うというだけで、何か新しいことが起きたわけではない」

「許可されていた時代には、予選用のエンジンを使用していた。しかしその後、我々は予選用のエンジンを使った後にレース用のエンジンに載せ換えるなんて馬鹿げていると主張し、週末を通して同じ仕様のエンジンを使うことになった。それが始まりだ」

「その後にエンジンを連続2レースで使うようになり、さらにドライバーひとりあたりエンジン8基でやりくりすることになった。2014年にはPUが導入され、5基に制限された。KERS(運動エネルギー回生システム)があった時代はKERS自体の使用制限はなかったため、かなりコストがかかった」

「重要なのは、予選でのパフォーマンスとレースでの耐久性のバランスをとるということだ」

 PUを構成するエレメントのうちMGU-Kやエナジーストア(バッテリー)、PUを制御するコントロールエレクトロニクスはさらに規制が厳しく、年間わずか2基しか使用が許されていない。

 コーウェルは「これらのエレメントには注意を払っている」と話した。

「昨年、全チームのドライバーが消費したエレメントの数を見ていると、エナジーストアとコントロールエレクトロニクスが最も少なかった。だからおそらく、最も寿命をのばすのが簡単なエリアだと言えるだろう」

「電気的なコンポーネントは機械的に頑丈に設計されているから、取り付けの時に振動に対処できていれば、高温にならない限りそれらの部品は長く保つ」

 さらにコーウェルは、さらなる長寿命化を要求されているにもかかわらず、2018年仕様のメルセデスPUは少なくとも昨年と同じくらい強力だと確信しているようだ。

「エンジニアたちはPUの対処に完全に慣れている。我々の野望は、常に予選ペースもレースペースも妥協せず、それでいてリタイアしないしもグリッドペナルティも受けないということだ」

「PUの一部のエリアでは、パワーと寿命のバランスがうまく取れている。しかしその他のエリアでは、うまく調整する必要がある」

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この記事について

シリーズ F1
チーム メルセデス 発売中
執筆者 Lawrence Barretto
記事タイプ 速報ニュース