モンツァ、2019年までの開催に暫定合意
イタリアGPのオーガナイザーは、2019年まではモンツァでイタリアGPを開催するという暫定的な契約を交わした。









水曜日に行われたプレスカンファレンスで、イタリアモータースポーツ連盟(ACI)の会長を務めるアンジェロ・スティッチ・ダミアーニは、モンツァでのF1開催に関して6800万ユーロ(約78億2000万円)の暫定的な契約の締結がなされたと発表した。
2017年から2019年までの開催に関する契約の詳細は弁護士を介して最終調整が行われており、イタリアGP終了後に調印と発表がなされることが期待されている。
グランプリ開催のための十分な資金源を見つけるのに苦労していたが、最終的には、地元ロンバルディア州が1500万ユーロを援助することで契約が締結された。
契約年数は短いのか?
契約年数は通常の新しい開催契約よりも短いが、スティッチ・ダミアーニはそれを懸念しておらず、逆に将来的にはイタリアが、他国よりも強い地位を得ることを手助けすると考えている。
「長期契約を望んでいた人たちもいるだろう。しかし、レース開催がうまくいけば、さらなる延長は問題ではない」
「他の問題もある。トルコや韓国、インドなど短期間の開催に終わった国もあるように、ヨーロッパでも多くの国でオーガナイザーが危機に瀕している」
「これまでも金銭的な問題を見てきた。また、文化的な問題もあった。ここはレースの’DNA’を持つヨーロッパだ。これからどうなるか見てみよう」
イモラはいい代替案
イモラでのイタリアGP開催に向けての動きもあったが、モンツァでの開催が決まってハッピーだとスティッチ・ダミアーニは言う。
「我々はやるべきことをしたんだ。もしモンツァの契約ができなければ、イモラはいい代替案だったね。(モンツァとイモラの)交互開催の可能性は考えていないよ。不合理だし、オーガナイザーはふたりもいらないからね」
「私たちが契約する時、エクレストンがモンツァを選んだのだ。ACIは国から援助を受けていないが、ロンバルディア州からの援助は受けている」
なおイタリアGPのスタート前には、先週イタリアで起きた地震の犠牲者のために、1分間の黙祷が捧げられるという。
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | イタリアGP |
ロケーション | アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ |
執筆者 | Roberto Chinchero |