ライコネン、今季は「理想とは程遠い」と失望。ベッテルは来季に期待

フェラーリのキミ・ライコネンは2017年のシーズンについて、望んでいたようなモノとは程遠い成績だったと認めた。

 2007年にフェラーリでチャンピオンに輝いたキミ・ライコネンだが、2014年にチームに復帰して以来、いまだに優勝がない。今シーズンはフェラーリが競争力を発揮し、ライコネンも7回表彰台を獲得しているが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルやメルセデスのふたりだけでなく、レッドブルのダニエル・リカルドにもドライバーズランキングで遅れをとっている。

 また、ライコネンは予選でベッテルに対して5勝14敗と大きく負け越している。昨年はライコネンが11勝10敗と勝ち越していることを考えれば、状況が一変している。

 アブダビでの最終戦を前に、シーズンを振り返ったライコネンは、次のように語った。

「僕が望んでいたシーズンとはかけ離れていたが、それももう終わりだ」

「だけど、そういうものだ。あと1レース残っているが、僕たちはそれを最大限に活用できるように努力し、それから来年のスタートを切る。今年よりもはるかに良い年にしようと取り組みを始める」

「ここ(フェラーリ)にいる以上、レースに勝ちチャンピオンシップを勝ち獲ろうとしているのは言うまでない。だから、理想からは程遠い」

「だけど結果はそうなってしまった。それは仕方ないことだが、僕がここにいるのはこんな結果を得るためではない」

「シーズン序盤はかなり不調だった。自分たちが本来いるべきポジションではなかったんだ。それからよくなっていったが、リタイアが多すぎてそこから本当にパフォーマンスを回復しきることはできなかった」

 ライコネンは今季、何度か優勝するチャンスがあったように思える。ライコネンは、優勝には何か”小さなもの”が足りなかったと感じているが、もっと頻繁に先頭争いに加わる必要があることも認めている。

 優勝するために何が必要かと尋ねられると、ライコネンは「多くの問題がある。仮にそれが簡単なら、誰もがレースに勝てるだろう。しかし、小さな問題がたくさんあるんだ」と答えた。

「レースでは、かなりのクルマが非常に接近している。だから、レースの週末を通してそういう小さなことを積み上げていくんだ」

「僕たちはより速くなる必要があるし、より頻繁に自分たちを良いポジションに持っていかなければいけない。そして、物事が自分たちに良い方向に向いてくるのを願うんだ。僕たちはそれを今週末もやるし、来年も続けていく」

 ライコネンのチームメイトであるベッテルは、今季ルイス・ハミルトン(メルセデス)とタイトル争いを展開した。フェラーリにとっては、2012年のフェルナンド・アロンソ以来、最もチャンピオンに近かったドライバーとなったベッテルだが、シーズン終盤に信頼性問題などで後退した。

 それにもかかわらずベッテルは、フェラーリが近年の弱点に対処できていることを示したシーズンとなったと語った。

「シーズンの重要な時期を除いて、今季は大部分で(メルセデスと)僅差の争いができた」

「2016年の僕たちの位置を考えれば、大きな成果であり進歩だ。グリッド全体の中でも最大の進歩を遂げている」

「これまでにはなかった強みのひとつが、開発で負けなかったことだ。歴史的に、僕たちはシーズンが進むにつれて遅れていってしまうから」

「今年はすごく大変だったが、まだポテンシャルはかなりある。だから上手くやれればまた大きく前進できる。そうすれば、またタイトル争いができるだろう」

「僕たちは、それぞれ異なる理由で2つか3つのレースを落とした。そしてそれがタイトル争いの敗北につながった。(2018年に向けて)何をすべきかは分かっているし、原因は十分に調査できたと確信している」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー キミ ライコネン , セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ
記事タイプ 速報ニュース