ライコネン、「FP3のクラッシュは大きな代償」とミスを悔やむ
FP3でクラッシュを喫したライコネンは、このクラッシュが大きな代償になってしまったと語った。







フェラーリのキミ・ライコネンは、フリー走行でクラッシュしたせいで走行時間が限られてしまったことで、犠牲を払うことになったと話した。
日本GPのフリー走行3回目、ライコネンはデグナーのふたつ目で挙動を乱してリヤのコントロールを失い、タイヤバリアにクラッシュしてしまった。
予選を前にフェラーリはライコネンのマシンを点検し、ギヤボックスの交換が必要だと判断した。これにより5グリッドペナルティが決まったものの、チームは予選までにマシンを修復し、ライコネンは予選に出走した。
「コースオフしてしまっただけだ」とライコネンは話した。
「あれはミスだった。ペナルティというかなり大きな代償を払うことになってしまったし、予選に向けた理想的な準備とは程遠かった。でもこういうことだ」
予選でライコネンはチームメイトのセバスチャン・ベッテルとは戦うことができず、ベッテルに対して約0.7秒の遅れをとった。Q3を6番手で終えているが、ペナルティのため彼は決勝を10番手からスタートする。なおQ3に進出しているため、スタート時のタイヤはQ2で使用したソフトタイヤとなっている。
「(Q1での)最初のラップは目標としていたラップとはかけ離れていた」とライコネンは話した。
「最初のラップで良いフィーリングを得られなかったので、2回目のラップではどれくらいグリップがあるのかわからなかった」
「最大の問題は、午前中のクラッシュのせいで走行が非常に限られてしまったことだ。ここはセクター1を速く走るためには物事を正しい方向へ持っていかなければならない場所だが、そういうところでは大きな犠牲を払うことになる」
しかしフリー走行でクラッシュするまでのフィーリングを考えても、ライコネンは日曜日のレースでは力強いレースができると期待している。
「フィーリングはOKだ」
「今朝のことがあったから少しトリッキーだ。最終的には予選でも最善のフィーリングではなかった」
「ミスをするまでは良かった。だからレースも大丈夫なはずだと思う。僕たちには良いマシンがあるし、ベストを尽くすつもりだ。どの位置でレースを終えられるか見てみよう」
「簡単にはいかないと思うけど、まずまずのレースができると思っている」
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