リカルド「モンツァはレッドブルにとって辛い」と認めるも「チャンスを狙う」
レッドブルが苦手としているモンツァでも、リカルドとフェルスタッペンは前向きな姿勢を崩さない。











今季のコンストラクターズポイントでレッドブルと2番手争いをしているフェラーリは、イタリアGPのフリー走行2回目で1−2位を独占したメルセデス勢の後ろ3位、4位に位置づいた。
レッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンはFP2で5位、6位に上がった。彼らはフェラーリからコンマ数十秒の差だった。
リカルドに対し、モンツァでのレッドブルのセットアップの状況を訊くと、次のように語った。
「僕たちはイタリアGPで限界に近い所で走れるように、全力を尽くしてきたよ。今回の結果はそう悲観的になるべきものではないと思うよ」
「僕たちは直近5戦の全てで表彰台に登ってきたんだ。このイタリアGPでも継続するよ。その可能性が低い状況だったとしても、できる限りのことをしていく」
「今日の走りでまだ僕たちに表彰台への道は残されていることがわかったと思う。前を走るフェラーリをうまく利用させてもらって、残っているスーパーソフトタイヤを使えば戦えるんじゃないかな。それでもまだフェラーリの方が上手だとは思うけど。僕たちは今夜少し作業をするし、ロングランは悪いものじゃなかった」
勝つために必要なのは”完璧さ”
金曜日の走行からして、レッドブルは土曜日の予選でフェラーリよりも”完璧な”パフォーマンスが必要になるとリカルドは睨んでいる。
「彼らが持っているギャップは、十分なものだった。でも、土曜日に彼らがミスをして、僕たちが完璧に走れることができれば埋められると思う」
「僕はそのチャンスが少しでもあると思う。なぜならレースは突然的なトラックやコンディションの変化が起きると、思いも寄らずにコンマ5秒縮まったりするんだ」
「でもそれは簡単にやってくるものじゃない。僕らは常に全力で彼らにプレッシャーをかけ続けなければいけないんだ。現時点でフェラーリの方がコンマ数十秒速いと、僕は思う」
フェルスタッペン「悪くないペースだった」
リカルドのチームメイトであるフェルスタッペンは、チームが想定していたより、モンツァで善戦していたと語った。
「かなりいい1日だったよ。僕はレッドブルがモンツァで苦戦をするとチームから聞いていたけど、今日終わってみてあまり悪いように思わなかった。僕たちはまだできることがあると思うし、みんながそれを望んでいると思う」
フェルスタッペンはそう続けた。
「たぶん誰が見てもスパ(ベルギーGP)より、厳しい戦いになると思うよ。特にモンツァのストレートは辛い。スパではレッドブルがタイムを稼げるセクター2があったんだけどね」
「モンツァは僕たちにとって辛いコースだし、それを僕たちは良く知っているよ」
「でも、できる限りの事をやっていくよ」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | イタリアGP |
ロケーション | アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ |
ドライバー | ダニエル リカルド , マックス フェルスタッペン |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |