リカルド、次の契約の重要性を語る「僕の将来を左右するかも」
リカルドは、次に結ぶ契約は自分の野望を叶える可能性もそれを壊す可能性も含んでいるため、時間をかけていると語った。







レッドブルのダニエル・リカルドは、彼が次に締結する契約は自分のキャリアピークの時期と重なり、またタイトルを争うという野望を叶える可能性もその逆の可能性も持っていると述べた。
レッドブルは、昨年10月にマックス・フェルスタッペンとの契約を2020年まで延長した。その一方で、複数のトップドライバーらの契約が終了し、ドライバー市場が大きく動く可能性のある2019年を前に、リカルドには彼自身の持つ選択肢を評価する時間を与えたことを認めている。
現在28歳のリカルドは、これまでに5勝を挙げており、今年でF1フル参戦7年目を迎える。そして彼は、自身のキャリアにおいて最も重要な決断を下す時期に直面していると考えている。
「もう何年もF1にいるけど、僕はもう23歳や24歳ではない」とリカルドはmotorsport.comに語った。
「僕はまだ学んでいるし、自分のピークが過ぎたとは感じていない
「次に締結、あるいは延長する契約は、僕のキャリアにおけるピークの時期と重なる可能性がある」
「僕がタイトルを争うことができるかどうかという点でも、次に僕がサインをする契約書は、僕の野望を叶える可能性も打ち砕く可能性も持っている」
「そういうわけで僕は時間をかけているんだ。みんながどうするのかを見てみたい。それによって僕の選択肢は増えるかもしれないし、変わらないかもしれない」
またリカルドは、次の契約相手がレッドブルであれ他のチームであれ、長期契約を結ぶことを望んでいることを強調した。
「単年契約をすることについては考えていない」
「おそらく2年かそれ以上の複数年契約になるだろう。だから僕は(次の契約先が)適切なチームであると確信する必要がある」
彼はこれまでのF1キャリアを全てレッドブルの下で過ごしている。またジュニア時代もレッドブルからのサポートを受けていた。
レッドブルは、2011年のシーズン途中に下位チームのHRTからリカルドをF1にデビューさせた。翌年にはトロロッソへ移籍し、レギュラードライバーとして参戦。そこで2シーズンを過ごし、2014年にレッドブル入りを果たした。
「(レッドブルのモータースポーツアドバイザーである)ヘルムート・マルコと契約を交わして10年になる。もちろん家族の一員のように感じている」とリカルドは語った。
「ほかにも、2008年から(レッドブルのモータースポーツマネージャーの)トム・ユーバーオールとの付き合いがある。レッドブル・レーシングチームの外でも関係を築いているし、いいことだ」
「この先ずっとレッドブルに留まったとしても、あるいは最終的にどこかへ移籍したとしても、このファミリーの人々とは近しい関係であり続けたいね」
「僕の人生においても大部分を占めている。決して距離を置いたり、”もう過去のことだ”と考えたり、完全に忘れ去ってしまうことはない」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Lawrence Barretto |