






マレーシアGPの決勝レースを4番手からスタートするダニエル・リカルド(レッドブル)は、土曜日の予選Q1をミディアムタイヤのみで突破したたため、新品のソフトタイヤを1セット温存することに成功した。そしてこれが、自身のアドバンテージになると彼は考えている。
ドライバーは、決勝で1度はハードタイヤを使うことを義務付けられており、このハードタイヤとソフトタイヤを使う2スティントの戦略が最速の戦略だと考えられている
もしレッドブルがメルセデスを視界に捉えることができれば、新品のソフトタイヤは、アンダーカットを可能にするという点でリカルドにとって大きな助けになるかもしれない。そしてこれは、メルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグにプレッシャーを与えるためのカギとなるだろう。
スタートの重要性に関して、リカルドはこう話した。
「いつもどおりポジションを守って、ピットストップで彼らに余裕を与えないようにしたい」
「もし新品のソフトタイヤを使えれば、おそらく僕らは戦略にかなり頼ることができるし、それで前に出たい。期待しすぎてはいけないど、彼ら(メルセデス)に届かないとは言わないよ」
金曜日のフリー走行では、レッドブルのロングランのペースは良かった。予選ではメルセデスとの差は大きかったものの、それはメルセデスが、予選のエンジンモードから0.3秒のアドバンテージを得ていたからだとリカルドは考えている。
「それも良いことのひとつだと考えよう」とリカルドは話した。
「でも彼らはもっとペースを上げてきそうだ」
「もし彼らのやれることが制限されてくれば、それは僕らがメルセデスに対して競争力を持っているということだ。どうなるか見てみよう」
「是非とも彼らをターゲットにしたい。でも、フェラーリの前にいる状況もキープしないといけない。フェラーリから離されすぎなければ、ギャップを縮めることもできるだろう。どうなるか楽しみだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Jonathan Noble |