リカルド「VSCでタイムアタックができなかったが、ロングランは大成功だった」
レッドブルのふたりは好調だった金曜日を振り返り、雨予報の土曜日に対する意気込みを語った。










レッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドは、FP1を5位と6位で終えた。FP2でフェルスタッペンはトップのニコ・ロズベルグ(メルセデス)に0.8秒差で4位に迫ったのに対し、リカルドはトップ10入りを逃し12位で金曜日を終えた。
しかし、レッドブルのふたりは、マレーシアGPと同様に安定したロングランを記録した。
「これまでの中でも最高の金曜日だった」とフェルスタッペンは語った。
「すべてがうまくいった。マシンのコントロール具合やロングランのペースが良かった。僕たちはとても満足している」
「鈴鹿サーキットは、僕たちにとって相性のいいサーキットのはずだ。今日の結果で、僕たちはいいところまで行けたのがわかったと思う。バーチャルセーフティーカーでタイムアタックする時間が短くなってしまったから、まだ実際のところはわからないけど」
ふたりのロングランが、メルセデス勢のペースに匹敵していたかどうかという質問に対し、フェルスタッペンは応えた。
「していたと思うよ。ふたつのタイヤのうち、ハードタイヤは本当にかなり良かった。しかし、彼らのエンジンが正常な状態であったかどうか、確認できなければ判断できないと思う」
またフェルスタッペンの考えにリカルドは同調した。
「僕にとってかなり良い1日だったと思う。特に良い午後になった。僕たちは今朝からいくつか改良を施した。それによってロングランが良いものになったと思う」
しかしリカルドは、午後のラップタイムがフェラーリに及ばなかったことを認めた。フェラーリのライコネンはFP2でメルセデス勢の後ろの3位に付けている。
「中断されてしまったタイムアタックは、1分32秒台へ行けた思う。だから間違いなくキミ(・ライコネン)のタイムの後ろにいれるはずだ。フェラーリは強敵に見えるかもしれないけど、(僕たちからすれば)今日の走りを見る限り近いところにいるように見えた」
「僕たちが予選を上がっていけるのは、鈴鹿(日本GP)だと思う。僕たちにはまだ強くなる余裕があるし、うまくいけば、フェラーリの先のメルセデスの近くに行ける。しかし、今日のキミのタイムはかなり手堅いものだった」
願わくば”ウエットコンディション”
レッドブルのふたりは、土曜日が雨になることを歓迎しており、ウエットならば最前列を狙っていくチャンスもあることを認めた。
「僕たちがフロントロウを占めるを手助けしてくれるのは、やはりウエットコンディションだ」とリカルドは語った。
「僕は鈴鹿が好きだ。鈴鹿がウエットになる場合の準備はできている。どちらにせよ楽しみだ。僕たちは自分たちのパフォーマンスを存分に発揮できる」
それにフェルスタッペンは付け足した。
「マシンバランスをしっかり調整できた場合、ウエットコンディションのレッドブルはとても強くなる。僕たちにとって素晴らしい武器だよ」
「ウエットでも、僕たちはいい仕事ができるチャンスを多く持っている」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 日本GP |
ロケーション | 鈴鹿サーキット |
ドライバー | ダニエル リカルド , マックス フェルスタッペン |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |