リバティのF1買収以来、約40のグランプリ新規開催候補が名乗り!?

F1の商業面の責任者であるブラッチズは、リバティ・メディアがF1を買収して以降、約40の団体からF1開催についての関心が寄せらたと語る。

 F1の商業部門の責任者であるショーン・ブラッチズは、リバティ・メディアがF1を買収して以降、約40の団体からF1新開催についての関心が寄せらたと語る。

 ブラッチズによれば、今のF1が新規の開催地を選ぶ上で、その開催がF1全体にどんなことをもたらすのかを重視している。”開催権料”のプライオリティは高くなく、F1がどれだけ注目されるかということが重要だと言うのだ。そのため、世界中の主要都市でのストリートレースの開催を目指すとしている。

 さらにシーズンを地域別の分割し、欧州、アジア、アメリカ大陸のレースをグループ化。物流とマーケティングの両面で効率化を図りたいとも考えている。

「現在はコンコルド協定により、年間のレース開催数の上限は25である」

 そうブラッチズは語る。

「私がこの仕事に携わってから、7カ月の間におそらく40の国、都市、地方自治体、政治家などから、F1レースの開催について興味が寄せられている。それは、非常に励みになることだ」

「今のレースカレンダーを見ると、幾つかのやらなければならないことが見つかる。歴史的には、(F1開催地を増やす際には)興味を持った都市に対して、”受動的”に反応してきた」

「しかしF1の立場から考えると、我々は方向転換し、都市や場所を選定する際には、我々のブランドを訴求することに対してもっと積極的にならなければいけない。そして、レースを開催に関する我々の戦略は、多くのファンを活性化させることにある。都市の中心部で開催できれば、特に良いだろう」

 ブラッチズは、砂漠や湿地、そして農地の真ん中に作られた、ティルケスタイルのサーキットでのレースを、増やしたいとは思っていないようだ。

「今後F1が訪れるために、あまりにも多くの専用コースを建設することになるとは思わない」

「我々はストリートコース、歴史的なコース、新たに造られるコースを適切に配分するつもりだ。そして次の目標は、都市でのレース数を増やすことだ。私が述べてきた理由から、それは非常に魅力的な提案だと思う」

 現在存在するレースのうち、F1の発展に貢献していないレースはどれなのか尋ねられたブラッチズは、次のように答えた。

「我々はすべてのレースを愛している! 地域別のレースの配分を見ると、幾つかは落ち、幾つかが加わることになると思う。我々は是非とも、これらのグランプリから受けられる機会を最大限に活用したいと思っている」

 ブラッチズは、地域ごとにレースをグループ化することは、特に輸送コストの面でメリットがあると述べる。それはまた、ファンにとっても良いことであると信じている。

「我々は今、あまり深く考えられていないリズムで世界中の国々を飛び回っている。理想的なのは今の順番を忘れて、最初の1/3はヨーロッパでレースを行い、次の1/3はアメリカ大陸で、そして残りをアジアでやるという形だろう」

「それにより、サーカスが旅する上での効率を生み出すことができる。ヨーロッパでは、350台もの18輪トラックが走ることになる。そして、10機を超えるジャンボジェットが飛んでいる。だから、効率を上げることは非常に大きなチャンスだと思っている」

「ファンの立場から見ても良いことがある。最初の2〜3カ月は、グランプリを観るために朝早起きしなければならない。しかし、その次の2カ月は昼間だし、その後には夜レースを見ることができる。視聴者やファンの獲得を促進するためにも、これはとても興味深いことだと思う」

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シリーズ F1
記事タイプ インタビュー