ルノー移籍決定間近と見られるヒュルケンベルグ。チームは移籍の動きを否定
ヒュルケンベルグのルノー移籍が有力視されている中で、フォースインディアはこの動きを否定している。









フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグは、来季ルノー移籍決定が間近だと報じられており、ルノーと暫定的な合意がすでになされていると考えられている。
しかしながら状況は複雑で、ヒュルケンベルグはフォースインディアと2017年の契約を結んでいるのだ。
このため、ルノーへの移籍は制限されているように見えるが、ヒュルケンベルグとフォースインディアの契約の中に、移籍のための契約解除条項が存在していると考えられており、ルノーとの契約に障害はないようだ。
フォースインディアは、未だルノーとヒュルケンベルグのどちらからも、来季彼を放出するようにと、アプローチを受けていないと主張しているが、チームは何が起こっているかは把握しているようだ。
その上、契約を有しているにもかかわらず、チームは彼の動きに抵抗しても、ほとんど得るものがないと認めている。
ある情報筋は、数年に渡ってチームに対して誠実であったヒュルケンベルグの移籍を、チームは邪魔できないだろうと語っている。
「ニコは29歳だ。彼のようなドライバーなら、ワークスチームで身を立てるチャンスがある。どうして彼の邪魔できるだろうか」
しかし、ヒュルケンベルグの移籍が最終段階に入っている局面にもかかわらず、フォースインディアの側からは、正式な進展は何もないと主張している。
チームの副代表であるボブ・ファーンリーは、motorsport.comにヒュルケンベルグの状況について「何もない。あくまでも推測の領域だ」と語った。
「我々は、誰からも、何もアプローチを受けていない。だから、我々が今日ここに座っている限りは、我々はふたりのドライバーと契約を有している」
ヒュルケンベルグが放出について尋ねてきた場合、チームはどうするかと聞かれたファーンリーは「する必要がないコメントだ。我々はドライバーと契約している」と語った。
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ニコ ヒュルケンベルグ |
チーム | フォースインディア , ルノーF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |