レッドブルのホーナー代表「ピレリはバーレーンテストの経費を負担すべき」
レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、ピレリがオフシーズンテストをバーレーンで行うことを求めるなら、その経費を負担するべきだと主張する。






メルセデスは、2017年シーズンに向けたオフシーズンテストを、バーレーンで行いたいとの意向を示している。これは、タイヤサプライヤーであるピレリが、バルセロナよりもシーズン中のコンディションに近い温暖な地域でテストを行うことを希望しているからだ。
この件についてはチームの意見が分かれている。そしてレッドブルは、ヨーロッパ以外でテストをすることは、小さいチームに対して”無責任”だと考えている。
FIAは、なぜバーレーンでテストする必要があるのかを説明した、ピレリからの文書を持っているという。そして、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、そのための資金をタイヤサプライヤーが負担するか、テストを最初の数戦を戦った後に行うべきだと考えている。
「シナリオは実にシンプルだ」
そうホーナーは説明する。
「ピレリがバーレーンでテストしたいと言うならば、我々が行うテストが全て終わってから行う必要がある。テスト用車両は、我々が準備し、現時点ですでにテストが実施されている。彼らが暑い気候で、自分たちの利益のためにテストしたいというのなら、彼らはそのコストを負担するべきだ」
「チームによって異なるだろうが、その物流のためのコストは、30万ポンド〜75万ポンド(約4000万円〜1億円)だろう。それをチームの負担にするのは、不公平だと思う」
「そして、最初の4レースを思い出してみればいい。メルボルンはかなり肌寒いだろう。中国は涼しいはずだ。そしてバーレーンはナイトレースだし、ロシアは寒いと思う」
「そしておそらく、最も賢明な解決策は、レースの後にバーレーンに滞在することだ。そして、バルセロナでシーズン中のテストを行うのでなく、バーレーンで行うんだ」
ホーナーは、この件についてさらに議論するため、アメリカGPの際に会合を開くべきだと示唆した。
「私は、この件について議論するための会合は、オースティンで開かれると思う」
この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Pablo Elizalde |