レッドブル、”リカルド冷遇”否定「新PUの存在を隠したわけではない」

レッドブルは、フェルスタッペンのマシンに投入されたアップグレードPUについて、リカルドに秘密にしていたわけではないと主張した。

 ルノーは2018年向けの開発パーツが先行投入されたパワーユニット(PU)をアメリカGPに持ち込んだ。ルノー製PUを使用するレッドブルでは、マックス・フェルスタッペンがこれを使用し、グリッド降格ペナルティを受けた。ルノーではニコ・ヒュルケンベルグ、トロロッソではブレンドン・ハートレーのマシンに新PUが投入された。

 今回のアップデートは適切な燃料開発との組み合わせにより、0.2秒のタイムアップに相当すると推定されている。ただし今回はあくまで先行投入のため、今後新しいPUが必要になったドライバーがいても、この仕様のPUは投入されないようだ。

 この先行投入に”驚いた”のは、チームメイトのダニエル・リカルドだ。彼は2つの仕様のPUが使われていることを、メディアからの質問で予選後に知ったのだという。

「僕たちが違う仕様のエンジンを使っているって? 知らない。真剣に……わからないんだ。誰が速いエンジンを使っているの?」と彼は逆にメディアに質問。それが予選でミスをし6番手となったフェルスタッペンだと知らされると、予選3番手のリカルドは喜びを露わにした。

 リカルドがPUの状況について全く知らなかったことで、レッドブルがフェルスタッペンを優遇しているのではないかという陰謀論が湧き上がった。特に、フェルスタッペンはアメリカGPの週末にチームと契約を更新したばかり。”状況証拠”は揃っている。

 しかしながら、チームは新しいPUから価値あるパフォーマンス向上が得られるとは考えていなかったため、アップグレードをリカルドに知らせることは考えていなかったのだと、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは主張した。

「我々にとって、違いを測定することは非常に難しいことだった」

「ルノーは各チームに、新PUを1基のみ提供していた。それに、マックスはここでPUを交換する必要があったんだ。だから言うまでもなく、今週彼のマシンに新PUを投入し、ペナルティを受けるのが理にかなった判断だったんだ」

「ダニエルについては、シーズン終わりまでに(PUを交換して)ペナルティを受ける必要はないと考えていた。それは今も変わらない」

「仕様の違いはとても些細だ。我々はパフォーマンスの違いを測定できなかった。だから、それはほぼ同じPUだ」

 アメリカGP決勝、リカルドはエンジンオイルが漏れたことで16周目にマシンストップ。早々にリタイアを強いられた。ホーナーは、それがなければリカルドは表彰台に上がっていただろうと語った。

「ダニエルはエンジンオイルを失い、エンジンがセーフモードに入ってしまった。エンジンがまだ使えることを祈っている」

「彼はとても激しくバルテリ(ボッタス/メルセデス)を追い立てていたし、レース序盤は非常に競争力を発揮していたので、とても残念だ。率直に言って、彼は表彰台に立てたはずだと思う」

 16番手と後方からのスタートとなったフェルスタッペンは、ペース良く追い上げ、最終的に4位を獲得している。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 第17戦アメリカGP
サーキット サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
ドライバー ダニエル リカルド , マックス フェルスタッペン
チーム レッドブル
記事タイプ 速報ニュース