ロズベルグから33ポイント差のハミルトン「男らしく受け入れるつもりだ」
鈴鹿の一件以来、ハミルトンは木曜日のプレスカンファレンスに出席し、現状の心境やSNSの内情について明かした。






メルセデスのニコ・ロズベルグは、日本GPで今季8回目の勝利を挙げた。同僚のルイス・ハミルトンが今季タイトルを守るためには、残り4レースでロズベルグとの33ポイント差を埋めなければならない。
2011年当時にマクラーレンに所属していたハミルトンは、同僚のジェンソン・バトンにドライバーズランキングで負けた。その時以来、彼は常に自分の同僚に勝ち続けてきた。
ロズベルグに今季のタイトルを明け渡す可能性があるかどうか訊くとハミルトンは、次のように話した。
「男らしくそれを受け止めるよ。全てにおいて勝つことはできないから。過去のワールドチャンピオンを見てみると、勝てる時もあったし、負ける時もあった。それもゲームの要素だ」
「まだチャンピオンシップに届くポイント差だ。だからその可能性を信じている。でももし負けた時、僕ができることは未来を進むことだ。来年に向けてやっていくことだよ」
「時は進むものだ。僕らは来季、さらに強くなって戻ってくる」
「僕にできることは何もない」
今季ハミルトンは、マシンの信頼性の問題でチャンピオンシップから遠ざかっている。しかし、彼は自分の仕事に満足していると主張している。
「今季は、僕たちの想定するパフォーマンスと実際のパフォーマンスに少しズレがあった。特に機械的な問題だ。それについて僕にできることは何もないよ」
「90%の確率でマシンの調子がよくて僕はいい仕事ができたけど、その残りはうまくいかなかった。でもそれがモーターレーシングだ」
ブロックをしたのは他の誰か
またハミルトンは鈴鹿での一件で、ツイッターでコメントしたり、いくつかのSNSでイギリス人ジャーナリストをブロックするなどして脚光を浴びていた。
そのことに対し、ハミルトンは個人のツイッターを使用しておらず、SNS上でのブロックもチームの誰かがやったことだと説明した。
「実際、僕がここまで出来事を大きくしてしまったとは思う」
「でも僕はSNSを管理していないし、実行権は他の人にある」
「僕は誰がブロックされたのか、されてないのかはわからない。多くの人、メディアだけではなく……多くの人がブロックされてしまった。僕はアプリを持ってすらいないし、実際にツイッターを呟いているのは僕じゃない」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ルイス ハミルトン , ニコ ロズベルグ |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Pablo Elizalde |