ロズベルグ「4回もタイトルを獲ったドライバーにTボーンクラッシュされた」:F1マレーシアGP決勝
3位に入ったロズベルグは、スタート直後の1コーナーでのベッテルの動きを「制御不能だった」と語る。






マレーシアGPで3位に入ったニコ・ロズベルグは、1周目のセバスチャン・ベッテルの動きについて「制御不能だった」と語った。
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、マレーシアGPスタート直後の1コーナーでインに飛び込み、ニコ・ロズベルグのメルセデスの後部に接触。ロズベルグはこの影響でスピンを喫し、17番手までポジションを下げてしまった。
ベッテルはこのアクシデントで左フロントのサスペンションを壊し、リタイアを喫している。そして、この事故の原因を問われ、レース後にスチュワードによって審議されることになっている。
「僕は、コントロールを失った4回もワールドチャンピオンになったドライバーに、Tボーンクラッシュされてしまった」
3位までリカバリーしてフィニッシュしたロズベルグは、レース後にそう語った。
「その瞬間、僕はすべてが終わったと思った。でも、表彰台に戻ってくることがでくて嬉しい。本来ならもっと良い結果を望んでいるけど、こういうことは時々あることだ」
ロズベルグにとっては困難なレースだったものの、チームメイトのルイス・ハミルトンがリタイアしたことで、チャンピオンシップのリードを23ポイントまで広げることに成功した。
「勝利のように感じることなんてないよ。3位だ。非常にタフなレースだった」
ロズベルグは付け加える。
「ターン1の後、僕は終わったと思った。ルイスについて言えば、僕も彼のような立場に立ったことがあるし、その瞬間どれほど落胆したか理解できる。そして彼がどうしているのかも分かっているよ」
ロズベルグはその後、フェラーリのキミ・ライコネンから3番手のポジションを奪った際に接触。この責任を問われ、10秒のタイム加算ペナルティを科せられた。
ロズベルグはアグレッシブな動きだったということは認めつつも、スチュワードの判断が必要な場面ではなかったと考えている。
「僕はポジションを奪おうとして、そして僕らは接触した。詳細はあんまり覚えていないよ。確かにそれはアグレッシブな動きだったと思う。彼らは、それをあまりにも攻撃的すぎる動きだったと判断したんだろう。ただそれだけだよ」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | ニコ ロズベルグ , セバスチャン ベッテル |
チーム | フェラーリ , メルセデス |
執筆者 | Pablo Elizalde |