ロングホイールベース継続のメルセデス「頭を悩ます必要はなかった」

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ロングホイールベース継続のメルセデス「頭を悩ます必要はなかった」
執筆:
2018/02/25 3:16

メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、長いホイールベースを継続するのは正しいことだったと信じている。

James Allison, Mercedes AMG F1 Technical Director
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1, Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, Toto Wolff, Executive Director Me
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Mercedes AMG F1 W09 rear detail

 メルセデスのテクニカル・ディレクターであるジェームス・アリソンは、チームが2018年マシンのコンセプトをロングホイールベース+浅いレーキ角としたことは、正しい判断だったと信じている。

 この数年間、メルセデスのマシンは長いホイールベースというコンセプトを続けてきた。しかしその影響により、特にモナコやハンガリーのような低速かつコーナーが多いコースで苦しむことになった。

 他のチームは異なるコンセプトを採用することでメルセデスに戦いを挑もうと試みたが、メルセデスはロングホイールのコンセプトを継続。アリソン曰く、新たな開発に挑むのではなく、これまで続けてきたことをさらに推し進めていくことで、多くのモノが得られたという。

「ロングホイールベースというコンセプトは、我々がずっと前に決めたものであり、チームの資産である。そしてまだそれが正しいと確信している」

 アリソンはそう語った。

「それを決断するのは非常に簡単だった。なぜなら、これまでに経験が身についていたからだ。そして異なるホイールベースを持つモデルを風洞にかけることもなかった」

「昨年得ることができたリードが、今年のクルマに継承されていることを確信することができる。そのホイールベースが資産であると確信しているなら、それを継続するのは、頭を悩ます必要のないことだ」

 アリソン曰く、メルセデスのようなトップチームにとって方向性を大きく変えることは、その差を埋めるために様々なことに取り組まなければならない2番手以下のチームよりも、リスクが大きいという。

「F1マシンには、空力に影響される部分がかなりある。だからそれを良くするよりも、悪化させることの方が可能性が大きいのだ」

「異なるコンセプトに挑戦したいと思っても、正しい成果を挙げる前に、多くの損失を生むことを予期しなければならない。我々にとってそのコンセプト(ロングホイールベース)は、ネガティブな部分で多くの時間を費やす可能性があるような変更に見えた」

「一度後退してでも戻ってくるというギャンブルにかけるか、それともこれまで取り組んできたコンセプトを継続するか、判断を下さなければならない」

「我々は後者を選択した。グリッドの後方に長く停滞してしまっているなら、方向性を変えることによって失うモノは少ないけどね」

 アリソンはマシン後端部のデザインをまとめられたことについて、メルセデスのエンジン部門トップのアンディ・コーウェルとそのスタッフに感謝しているという。

「アンディのスタッフたちは、我々を助けるために、懸命な努力をしてくれた。ブラックリーで我々はかなり多くの仕事をこなさねばならなかったが、その多くはアンディたちの領域にあった」

「我々は皆、同じ量の”自己投資”をする。なぜならその目標は、クルマが成功するかどうかだからだ」

「しかし、アンディのチームはもっと長いスパンで仕事に取り組まねばならない。そして我々が間違った決断を下した場合、アンディの方でそれを回復するのは非常に困難なことだった。したがって、彼らブリックワース(エンジンの開発拠点)の仕事の方が、我々ブラックリーの仕事よりも、より勇敢なプロジェクトだ」

「彼らが我々のリクエストに喜んで答えてくれ、とても幸せな気分だ。その成果は、喜ぶべきものだった。そしてそのプロジェクトは、厳しいながらも実際にはかなり楽しいものだった」

「最終的には、彼らはマシンの重要なパフォーマンスをもたらし、それと同様に素晴らしく見えるようになったんだ」

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執筆者 Adam Cooper