ロン・デニス、バトンは「引退ではない」2018年のカムバックを示唆
マクラーレンの代表であるロン・デニスは、バトンとの新契約は引退などではなく、2018年にマクラーレンで再びレースをする可能性はあると語った。








ジェンソン・バトンは、来年のシートをストフェル・バンドーンに譲り、自身は開発ドライバーになると発表した。
来年のドライバー最有力候補だったフェルナンド・アロンソは、マクラーレンと2017年末までの契約を有している。
ロン・デニスは36歳のバトンについて、彼が望むのであれば、レースに復帰するチャンスが本当にあると語った。
「混乱を避けるために、引退という言葉は忘れてほしい。そんな言葉は知らないし、我々が言った言葉とは違う」と彼は語った。
「ジェンソンはこれからの2年間も我々のチームのドライバーだ。もしジェンソンが来年、どんな理由であれドライブする必要があるなら、彼はそうできるだろう」
「2018年に彼がレースに戻ってこれない理由などない」とロン・デニスは語った。「彼がためらっていたのは、ただ休憩する時間が欲しかったってことだけだ」
「完全な休養というわけではない。これは、ジェンソンがチームに居てくれるというアドバンテージが得られる、革新的な方法だった。必要になれば彼にはドライブする能力があるし、彼は欲しいものが得られるんだ。少しゆっくりする時間や、時間がなくて楽しむことができなかったものをやったりするんだ」
バトンが2018年にレースをするという選択肢は、アロンソが来シーズン末にチームを離れることになった場合に対する保険だという考えを、デニスは熱心に否定した。
「すべてを一緒くたに考えているようだが、一連の契約が目的ではない」
「 確かなことは、ジェンソンがチームに本当に多くのものをもたらせるってことだ。正直に言えば交渉を開始した時、最初はスパでだったが、はっきりしていなかったんだ」
「F1には何に関しても中途半端ということはない。そしてそれ故、出場しないというなら、『そうか…なら仕方ない…』と言うしかない」
「しかし色々考慮してみて、1年の間一息入れてみるというのがいい考えに思えたんだ。何かの保険という考えで立案されたものではない」
「来年のドライバーラインナップについて、革新的な戦略に基づいたものだ。それ以外のなにものでもない。いやそれ以上の何かかもしれない」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ジェンソン バトン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Adam Cooper |