"ワイスピ"を手がけた作曲家、F1公式曲を作成中「F1の大ファンだった」
F1は公式テーマ曲を作成するのあたって、ハリウッド映画音楽の作曲家であるブライアン・タイラーに仕事を依頼したようだ。

F1は公式テーマ曲を作成するのあたって、ハリウッド映画音楽の作曲家であるブライアン・タイラーに仕事を依頼したようだ。
昨年アメリカGPに訪れていたテイラーは、自身のSNSでF1から作曲依頼がきたことを次のように明らかにしている。
「F1のテーマ曲を依頼されるとはなんという名誉だろう! F1の大ファンである私の長年の夢が叶った。ありがとう、F1!」
エミー賞のノミネーターであるタイラーは、最も勢いのある若手の映画・TV音楽作曲家のひとりであり、手がけた作品は『ランボー/最後の戦場』や『アイアンマン3』、『ワイルド・スピード』シリーズなど多数に上る。また彼はテレビ番組のテーマ曲もいくつか作曲しており、ESPNではNFL番組の挿入曲を書いている。
現在ロンドンのAIR Studiosで働いているタイラーは、F1のテレビ部門の新しい責任者であるデイビッド・ヒルから今回の仕事を依頼され、彼のF1テーマ曲は最近発表されたF1 OTTサービス(Over The Top/動画や音声などのコンテンツを提供するサービス。日本でF1を配信しているDAZNもOTTサービスのひとつ)『F1 TV』で使用されるという。
F1の広報担当は次のように語った。
「ファンとの距離を近づけるアイデアを検討する中で、我々はF1の見え方や感じ方を一新させられるようなありとあらゆる手法を模索しています」
「音楽とスポーツにおける感情は非常に強い関係があります。我々はF1の新しいテーマ曲を作るのに、一流で国際的な作曲家に仕事を依頼することにしました」
「これはまだ進行段階でありますので、適切な時期に公式発表を行う予定です」
なお、タイラーが生み出した曲をどれほどの範囲で使用することになるのか、現時点ではまだはっきりしていない。
この記事について
シリーズ | F1 |
執筆者 | Adam Cooper |