予選で不調のリカルド、メキシコ決勝前にエンジン交換を検討
レッドブルのダニエル・リカルドは、チームがメキシコ決勝に向けて技術的戦略の変更を検討していることを明らかにした。








レッドブルのダニエル・リカルドは、チームがメキシコ決勝に向けて技術的戦略の変更を検討していることを明らかにした。
F1メキシコGPの予選、レッドブルのダニエル・リカルドは、フォースインディアのエステバン・オコンにも敗れ、7番手グリッドに沈んだ。チームメイトのマックス・フェルスタッペンからも約0.9秒の遅れである。
予選になって急にペースが落ちたことは不可解であり、「混乱し、悩まされ、とにかく無力」だったとリカルドは予選後にコメントした。
彼が搭載しているエンジンはすでに走行距離が長くなっており、メキシコの高い標高もエンジンに大きな負担をかけている。さらにリカルドは今回7番グリッドスタートのため、チームは新しいエンジンを載せ替えることを検討していることを明らかにした。
また同じエンジンを搭載するトロロッソのブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーもレースウィーク中にエンジンのトラブルを抱えている。しかし「今週末トロロッソが抱えたトラブルが僕たちと同じものだとは疑わしい」とリカルドは語った。
「今週末で今のエンジンのライフは終わろうとしている。さらにメキシコの高度とこのトラックの性質によって、機能させるのがより困難になっている。このようなリスクがあることは理解していたが、いくつか不具合があった」
「そのような観点から、僕たちはリスクを抱えながらもこのままレースを迎えるのか、エンジン交換を行なってペナルティを受け、ブラジルをペナルティなしで走るかどうかを判断するだろう」
「今僕たちはそれに集中している」
リカルドはできるだけ上位のグリッドからスタートした良いと考えているが、残りの2レースを計画的に走らなければならないことを理解しており、さらにチームがブラジルのトラックで競争力を発揮できることを期待している。
「グリッド上位でスタートすることができるのであれば、このような議論には及ばなかっただろう。でも今はそれが僕たちが進む道だ」
「妥協するようなことはしたくないし、僕はレースに集中したい。そしてレースして前に進んでいきたいと心の中で思っている。でも僕はそういった感情を抜きにして、考えなければいけない」
「ブラジルを見据えるのであれば、ここでペナルティを受けた方がいいだろう。厳しい選択だ。それを決断するのにもう少し時間が必要だが、明日までには決断を下せると思う」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 第18戦メキシコGP |
ロケーション | アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Lawrence Barretto |