「今の状況は”狩り”みたいなもの。結末が楽しみだ」と現在2位のハミルトン
前回のレースで獲得ポイントを逆転されたハミルトンは、マレーシアGPへの意気込みを語った。





木曜日、セパン・サーキットを下見していたメルセデスのルイス・ハミルトン。彼は前回のレースで、年間獲得ポイントを同僚のニコ・ロズベルグに逆転されている。今季残りのレースも少なくなってきた中で、今の意気込みについて訊いた。
「ほとんどの場合、僕はひとつひとつのレースに対し戦略を持つよ。確実なことはないからね、そういうふうにするのが好きなんだ」
「そこに何の気兼ねも持ってないよ。自分が到達したいところに向けて試行錯誤したり、ベストを尽くす時以外はね」
「一般的な考えだけど、例えば誰かが目標や限界とかそういった何かを持っていて、それに対してまだ到達できていないとか、あるいはそのリミットを越えてしまった場合は、別の感情があると思うよ。むしろ僕は今週末のセパンで、自分がどれぐらいプッシュできるのか見てみたい。僕自身が素晴らしい結果を掴むことができるのかどうかを確認するのさ。セパンで自分の持っているものを出し尽くして、できることは全力でやるよ」
また今回のレースで、3位で終えた前回のシンガポールGPからの”レスポンス”をメルセデスは期待していたかどうかについて、ハミルトンは答えた。
「チームから何か言われることはない。チームはコンストラクターズチャンピオンを第一に狙っていて、関心はそっちにあるんだ」
「僕がドライバーズチャンピオンをリードできていない状態については、チームにとって最優先事項ではないよ。まあ僕たちのどっちが勝つかなんて、気にしてないんだ」
「だから僕自身、または僕たち自身でチャンピオンに向けて戦っている。ある人(ニコ・ロズベルグ/メルセデス)は何から何まで詳細を書き留めるのが好きみたいだしね。彼にとってそれが一番良いんだろうね」
「僕自身のために、マレーシアGPに向けてレースが始まる前にやれることはないよ。でも金曜日に起きることは、対処することができる。それを次の日に生かすよ」
またハミルトンは、今の自分のアプローチがハンターの狩りのようなものと同じであると話した。
「僕が思うに、レースはとても個人的なものだ。チャンピオンを争うドライバーたちそれぞれで考え方が違うと思うけどね。おそらく、チャンピオンをリードしている時はポジティブに考えていると思う。でもそれが叶わないと落差が激しくなる。一方、誰かの後ろにいる時はその分失うものが少ないんだ。だから、これは”狩り”なんだ。内心かなりワクワクしているよ」
「どのみち結末を見ることになるんだから、どうなろうともそのシナリオを楽しむよ」
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