"他チームは大問題を抱えていた"と報告するアロンソ「ルノーに期待できる」
アロンソはバルセロナ公式テスト初日で、他のチームが大きな問題を抱えていたのに対し、マクラーレンは良い1日を送れたと語った。

フェルナンド・アロンソは2018年F1のバルセロナ公式テスト初日について、少なくとも6チームが"大きなトラブル"を抱えていたのに対し、マクラーレンはルノーとのタッグに"大きな可能性"を感じることができたと述べた。
バルセロナ公式テスト開始早々、マシンのホイールナットに問題を抱えたアロンソは走行中に右後輪を脱落させ、グラベルに入り込んだ。
ホンダとの3年間の苦闘の末、2018年からルノーとパワーユニット供給契約を交わしたマクラーレン。ホイールのトラブルは、彼らがスムーズにシーズン前テストを終えることを期待していた矢先での出来事だった。一方、トロロッソと新たなパートナーシップを結んだホンダはトラブルなしでテスト初日を終えた。
しかしアロンソはマクラーレンが起こした問題が大きく目立っていたものの、他のチームも何かしらトラブルを抱えていたと述べた。
「あの問題は非常に小さなものだった。しかしその光景は大きく目立った。マシンがグラベルに入ったことで大ごとになった」
「しかしテストの裏側では他の6チームがガレージに篭り、ドアが閉められ、マシンはばらばらになっていた。誰もその光景を見ていないだろうし、報道もされていない」
「多くのチームがトラブルを抱えていた。そのいくつかは大きなトラブルだろう。一方の僕たちはホイールナットのトラブルだけだった」
アロンソは、マクラーレンがもともと"午前中にそこまで多く走行する予定はなかった"ため、最終的に初日で51周できたことに非常に満足していると述べた。
「僕は午後に多く周回数を重ねたドライバーのひとりだ。その間、他のチームは少し問題を抱えていた。(マクラーレンは)良いスタートを切ることができたんだ」
さらにアロンソはルノーエンジンについて満足していると述べた。
「すべてがスムーズに、そしてかなり良い形で進んでいる」
「新しいマシンを手に入れた時いつもするように、変更を施したり適用しようとした箇所がいくつかある。しかし、今のところエンジンに関しては満足できているし、マクラーレン-ルノーチームに大きな可能性を感じることができている」
「パフォーマンス面について言うのはまだ早いが、現時点では風洞やテスト前に用意したデータから算出されたラインを満たしている」
「僕たちに競争力がないとは思えない。昨年開発してきたシャシーがどれほど良かったのかを知ることができた」
「僕たちは実験の最中でない、経験値を積んだエンジンを持つことができている。それも昨年のレースで勝利したエンジンの進化版だ」
彼はマクラーレンが午前中に起こした問題によって、ルノー・ワークスチームやレッドブルとエンジンの開発内容を共有できるというアドバンテージを享受することができることがわかったと述べた。
「僕たちはホイールにトラブルを抱えたことで2時間ほど時間を失った。しかし同じエンジンを搭載するチームが他にいるため、ドライバビリティやデプロイの問題に関する情報を共有することで、彼らも同じような出来事に対処し、解決策を見つけるのに役立つかもしれない」
「再びマシンに乗る時は、彼らのおかげで解決策を知ることができている。この状況は非常に有効的なものだ」
Additional reporting by Adam Cooper
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Matt Beer |