信頼性に苦しむフェラーリ。「誰かに責任を押しつけはしない」と会長

フェラーリの会長であるセルジオ・マルキオンネは、ここ数戦苦しんでいる責任を取るような形で、チームの誰かを更迭することはないと語った。

 フェラーリにとって悪夢のようなアジアラウンド3戦を終え、彼らはドライバーとコンストラクターの両チャンピオンシップでルイス・ハミルトンとメルセデスに大きく後れを取った。

 その結果、メルセデスはアメリカGPでコンストラクターズタイトル獲得を決定。ハミルトンもベッテルに対して66ポイントリードしている。残り3レースでベッテルが獲得可能なポイントは最大でも75ポイントであるため、ハミルトンがメキシコで10ポイント獲得、つまり5位以上に入ればチャンピオン決定となる状態だ。

 この惨状で心配されるのが、フェラーリの”お家騒動”だ。チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネや技術部門のトップであるマッティア・ビノットが、更迭の憂き目に遭うのではないかと懸念されているのだ。

 しかしフェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネに彼らが誰かと置き換わる可能性はあるのかと問うと「いいや。マッティアもマウリツィオも、どちらもこのプロセスに関わっている。どちらか一方を選ぶのは少し馬鹿げている」と答えた。

「オペレーションが進んでいる時は、彼ら二人ともが関わっている。そして厳密に言えば、私も同様だ。会長なのだから」

「しかし、それ(更迭)では問題は解決しない。我々は勝つ必要がある。それがより重要なことだ。私は誰かひとりの責任ではないと思っている。プロセスが助けにならなかったのかもしれないし、そういった問題に対処する必要がある」

 マルキオンネ会長は以前、品質管理を”無視”していたせいで代償を払ったと発言。品質管理部門を再編成するため、フィアットグループの中からその分野の専門家であるマリア・メンドーサを呼び寄せていた。

 しかしマルキオンネは、この動きが人事異動を引き起こすことはなく、チームを抜本的に改革する必要があるとは考えていないと主張した。

「アジアでの過去3戦は、不幸な出来事が重なってしまった。品質管理が原因で起きた、我々の技術的なミスを除けば、あとはすべて単なる偶然の出来事だ」

「誤ちが繰り返される可能性は非常に小さいと考えている。我々は品質について経験を積んでいる人材をチームに加え、我々の能力を強化しようとしている。組織の変更はそれひとつだけだ」

「あとは、我々の管理のやり方だと私は考えている。問題ないと思うし、チームを見直したり、変更したりする必要はない」

「このチームは勝ち方を知っているし、どうすればそうできるかを分かっている。私は彼らに自由を与えるだけだ」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 第17戦アメリカGP
サブイベント 日曜日 決勝レース
サーキット サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
記事タイプ 速報ニュース
タグ sergio-marchionne