元マクラーレンCEO、FIAコンサルタントに。予算制限導入に取り組む

元マクラーレンCEOのマーティン・ウィットマーシュは、FIAの臨時コンサルタントとして、F1のコスト削減策に取り組むようだ。

 2013年までマクラーレンのCEOを務めていたマーティン・ウィットマーシュは、FIAの臨時コンサルタントとしてF1との関わりを再開し、F1のコスト削減策についてその知恵を貸していくことになった。

 ウィットマーシュは、2009年にチーム代表の座を退いたロン・デニスの後任となった。2012年にはマクラーレン・グループ全体のCEOとなったが、2013年のチーム成績不振の責任を取らされる形で辞任。後任には再びデニスが就いた。

 マクラーレンを離れ、F1との関係を断ったウィットマーシュはヨットレースの世界に関わり、アメリカズカップ参戦チームであるランドローバーBAR(ベン・エインズリー・レーシング)のチーフを務めた。

 しかし、昨年チームのアドバイザーに退いて以来、彼はモーターレーシングとの関わりを再開したようだ。

 昨年11月、ウィットマーシュはフォーミュラEの国際諮問委員会のメンバーに選ばれた。この委員会は、4度のF1世界チャンピオンであり、フォーミュラEチームオーナーでもあるアラン・プロストが議長を務めている。

 また現在、ウィットマーシュはFIAと協力し、F1に効果的なコスト削減ルールが導入できるよう支援する立場にもある。その中には、予算上限の導入も含まれている。

 ウィットマーシュは、2010年から2012年までFOTA(参戦チームが団結することを目的とした団体/2014年解散)の代表を務めた経験を持ち、チームの運営に関しても豊富な知識を持つ。そのためどのようにして財務管理を導入し、効果を上げるかについて検討するためには適した人材だろう。

 FIAのF1コミュニケーション担当のマッテオ・ボンチアーニはウィットマーシュについて「彼は、F1が公平で持続可能な競争を続けられるような、財政規則の定義を支援するため、一時的な協力要請を受け入れてくれた」と語った。

 F1の新しいオーナーであるリバティ・メディアはFIAの協力の下、今後数年で何らかのコスト管理を行いたいと考えているのは明白だ。

 予算制限についてのコンセプトは昨年チームに説明され、計画を確実に進めるため、ここ数週間は個別に会議が行われているようだ。

 各チームとリバティの代表は、木曜日に行われるF1ストラテジーグループの会合で2021年以降のエンジンを含む、将来のルールについて議論を行う予定となっている。ウィットマーシュの役職と役割の詳細についても、そこで明らかにされるようだ。

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース