元F1王者ビルヌーブ、スパでのペレスの動きを”汚い”と一刀両断

元F1ドライバーのジャック・ビルヌーブは、チームメイト同士の接触を招いたセルジオ・ペレスの”馬鹿げた”動き”を猛烈に批判した。

 元F1ドライバーのジャック・ビルヌーブは、先日行われたベルギーGPの際にフォースインディア同士討ちを引き起こしたセルジオ・ペレスの動きを、痛烈に批判している。

 ペレスはベルギーGPの決勝レースで、オー・ルージュ手前のサポートレース用のピットウォールに目がけ、チームメイトのエステバン・オコン追いやるような動きを見せた。これによりオコンはフロントウイングの左半分を失い、ペレス自身も右リヤタイヤをパンクさせてしまった。

 この一件についてスチュワードは調査を行ったが、事故に関係した両者に対し、何のペナルティも科さないことを決定した。

 ビルヌーブはこの件について、「ペレスに100%非がある」とmotorsport.comに対して語り、オコンを危険に晒したと断言した。

「相手が彼のチームメイトであったかどうかは、重要なことじゃない」

 そうビルヌーブは語った。

「チームメイトだろうが、あるいはそうでなかろうが、ああいうことは起きてはいけないんだ。誰かを危険に晒すようなことは、あってはならない」

「ブレーキを遅らせることもあるだろう。ミスを犯したりすることもあるかもしれない。しかしストレートで進路を変えて、誰かをウォールに追いやるようなことはあってはならない。実にバカバカしいことだ」

「カーボンのパーツがコースの外に出たら、観客を傷つけることになってしまうかもしれない。それも避けるべきだ」

「ペレスが見せたような動きは、もはやレースじゃない。ただのブロックだ。そんなことするべきじゃないし、アグレッシブすぎる。汚いよ」

 コースに復帰し、9位でフィニッシュしたオコンは、ペレスに対し怒りを露わにしていた。「ペレスは2回も、僕を殺そうとしたんだ!」と。

 このクラッシュは、確かにこのレースで2回目の接触だった。しかし幸いなことに、1回目の接触では、両者共にダメージを負うことはなかった。

 オコンが怒るのはもっともだと思うかと尋ねられたビルヌーブは、次のように語った。

「その通りだ。オコンが何かを証明するために、高揚していたとは思わない。それは自尊心だろう。これは、チーム内で誰が最強なのかを見せる、内戦のようなものなんだ。だからその自尊心が続いている」

「オコンは非常に度胸があった。特に最初の接触ではね。当てられたが、コースにとどまった。それは印象的だったよ」

 またビルヌーブは、ペレスに対してスチュワードが、何の行動もとらなかったことに驚いたと語る。

「これは、レースで起こり得る最も危険なことのひとつだが、F1ではペナルティが科されることはないんだ」

 そうビルヌーブは語る。

「時々、2台のマシンがクラッシュすることがある。なぜならブレーキングや戦いの中で失敗を犯すからだ。それはペナルティを科されるべきじゃない。しかし、彼らは事故が起きるとペナルティを科す」

「今回については恥ずかしいものだった。彼らはこの事故に対してペナルティを科さなかった。特にFIAがこれだけ安全性を主張しているのに」

「4歳児でさえ、それが分かるはずだ。まったく馬鹿げたことだよ」

 フォースインディアはレース後、ドライバーが自由にレースすることができるというチームの方針を変更することを示唆した。そしてチームオーナーのビジェイ・マリヤは、イタリアGPを前に次のように語った。

「我々はふたりのドライバーに、スパで起きたようなインシデントが再発するのを防止するために用意された、新しいチームの方針を認識させた」

「チームとしては、ポジションを守る責任がある。そして我々は、これ以上は問題なく、シーズンを終えることができるだろう」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ベルギーGP
サーキット スパ・フランコルシャン
ドライバー エステバン オコン , Jacques Villeneuve , セルジオ ペレス
チーム フォースインディア
記事タイプ 速報ニュース