勝利を渇望するアロンソ「アメリカGP前までに将来を確定させたい」
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、来月開催されるアメリカGPの前に将来を決定することを望んでいる。







マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、来月開催されるアメリカGPの前に将来を決定することを望んでいる。彼は来季もマクラーレンに残留すべく1年間の契約更新を行うことに同意したようだが、契約が完全に締結されたわけではないという。
先週アロンソがマクラーレンのファクトリーを訪問した際、今後について話し合う機会があったが、彼はそれでも来季の計画を確定させるまでにまだ時間がかかるだろうと明かしていた。
マレーシアGPでアロンソは来季の計画について次のように述べている。
「おそらく次のレースのない週に、最終的な決定を下すほうがいいだろう」
「僕はマレーシアと日本で今後を考えるつもりだ。その間はサーキットで働いているから忙しいと思う」
「でも僕の中では日本の後がデッドラインだ。その時に一番良いと思った選択肢を決定するつもりでいる」
「来季は競争力を持っていたい。表彰台を獲得し、勝利を取り戻したい。僕はチャンピオンシップのために戦いたいんだ。この決断を下すまでにもっと詳細を知る必要がある」
「でもそれと同時に僕は楽観的だ。なぜならマクラーレンは歴史上最高のチームだからだ。僕らはそれを実現させるための全てを持っている」
マクラーレンが持つ飛躍のチャンス
来季、ルノー製パワーユニットにスイッチするにあたり、前進することができると確信しているようだが、しかしアロンソはそんな保証はどこにもないと考えている。
一方で、近年はホンダと成功することができず苦しんだものの、マクラーレンはF1の歴史の中で最も成功を収めているチームのひとつであり、飛躍をすることができるはずだという認識をアロンソは持っている。
「来季のレギュレーション変更はわずかだから、どのチームも(マクラーレンの飛躍に)疑念を持つだろう」とアロンソは述べた。
「だけど、新しいレギュレーションが導入された今年は開発速度が非常に早かった。だから、冬の間にも追加でいくらか開発が行われるだろう」
「そしてシーズン中には導入できなかった変更も行うことができる。もちろん、それには常にいくらかのリスクがある。だけど、ビッグチームにいるときはそういうリスクをある程度小さくすることができる」
「僕が言ったように、マクラーレンは何年もF1を支配したことがあるし、悪い時でも2、3勝はしていたんだ。問題が多かった2009年(2勝)や、マシンのサイドポッドがまっすぐ(L字型サイドポッドを持つMP4-26)だった2011年(6勝)を思い出してみてよ。それが、マクラーレンがビッグチームである理由なんだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Jonathan Noble |