厳しい燃料節約を強いられたライコネン「全くレースにならなかった」
フェラーリのライコネンは、アブダビGPのレース中、厳しい燃料節約をしなければならなかったことで”レースにならなかった”と語った。

フェラーリのキミ・ライコネンは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抑えきり、アブダビGPを4位でフィニッシュ。リタイアしたダニエル・リカルド(レッドブル)を逆転し、ドライバーズランキングでも4位となった。
しかしライコネンは、アブダビGPの舞台であるヤス・マリーナサーキットは大幅な燃料節約を必要としたため、レースを楽しめなかったと語った。
「正直に言ってレースの間ずっと、かなり燃料を節約していた。後ろのドライバーを抑えながら、レースの最後まで走れるだけの燃料を確保しようとしていたんだ」
「僕たちはまずまずのマシンを持っていたが、このようなことをしなければならない時は、マシンが良くても関係がない」
「ルールはルールだが、実際のところレースをしているような感じではなく、ただ使用が許されているだけの分の燃料を使い、毎周クルーズをしているようなものだ」
チームメイトのセバスチャン・ベッテルは、ピット作業の後から燃料を節約しなければならなかったという。これにより前を走るメルセデスの2台を追うことができず、最終的にレースを優勝したバルテリ・ボッタス(メルセデス)から19秒以上の差をつけられての3位どまりだった。
シーズンの締めくくりとしては残念な結果だったものの、ベッテルはシーズンを通したメルセデスとの戦いには満足しているという。
「今日の僕たちには十分な速さがなかった」
「チャンピオンシップで2位になったことが残念だとは思わないが、それは僕たちが望んでいたものではない」
「全体的に、僕たちはすごく良い走りを見せていた。僕たちが望むような結果を得るために、数え切れないほど多くのモノが欠けていたとは思っていない」
「フェラーリのドライバーとしては、リラックスする時間なんてない。今季の幕を降ろすためには、クリスマスまでにやるべきことがかなりある」
「今季の教訓をすべて拾い上げようとしている。僕たちは次の一歩を踏み出し、より良い形で来年に臨もうとしているんだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 第20戦アブダビGP |
ロケーション | ヤス・マリーナ・サーキット |
ドライバー | キミ ライコネン |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Glenn Freeman |