合同テスト3日目は”失われた1日”に? 日程延長の合意は難しい状況

バルセロナ合同テスト3日目、サーキットは雪に見舞われ全く走行できていないが、テスト日程の変更合意に至る可能性は低そうだ。

合同テスト3日目は”失われた1日”に? 日程延長の合意は難しい状況
Track cleaning truck as snow stops testing
Main straight as snow stops testing
Snow stops testing
Trucks in the Paddock as snow stops testing
Course car as snow stops testing
Snow covered Pirelli tyres
Snow covered circiut
The grid surrounded by snow
Ferrari truck covered with snow
Snow stops testing

 バルセロナのカタルニア・サーキットで開催されているF1オフシーズン合同テストだが、3日目は雪に見舞われ、セッション開始時刻から3時間が経過しても全く走行ができていない状態だ。複数のチームがテスト日程の変更を提案し、この”失われた1日”を取り戻そうとしているが、全チームの合意を得るのは難しい状況となっている。

 テスト初日の段階から、3日目に当たる2月28日の天候悪化は懸念されていた。これを受けて、複数のチームが3日目の走行をキャンセルし、代わりにもう1日テストを行うことを提案していた。

 しかしテスト終了後の3月2日(金)にウイリアムズが、翌土曜日にフェラーリがPR用の撮影を行うフィルミンデーを予定しており、サーキットを借り切っていることで事態が複雑化した。

 結果として最も可能性が高いのは3月5日(月曜日)への延期であると考えられていた。

 F1競技規則にはテストのスケジュールについて以下のように定められており、この日程変更には全チームの合意が必要となる。

『テストのスケジュールは、チャンピオンシップのカレンダーが発行されてから21日以内に確定される。この日以降の変更は、全競技者の合意によってのみ変更できる』

 しかしmotorsport.comの調べによれば、この合意を複数のチームが拒否したようだ。

「ウイリアムズとフェラーリがすでに拒否しているので、(日程変更は)実現しないだろう」と、あるチーム関係者はmotorsport.comに語っている。

 また月曜日への延期となった場合、チームには物流上の問題が発生する。例えば、スペインと各チームの拠点間の人員輸送において、飛行機のキャンセル及び再予約などをしなければならないからだ。

 さらに、レギュレーション上の問題もある。テストに関するFIAの規則には、『テストは連続4日を超えてはならない』と明記されているためだ。

『2月1日からチャンピオンシップの開幕戦が始まる10日前までに、すべての競技者に開かれたテストを連続4日を超えないテストが2回行われる』とレギュレーションでは定められている。

 あらかじめ予定されていたバルセロナでの2回目のテストが3月6日(火曜日)からスタートするため、月曜日に追加で走行を行うことになれば、連続5日間テストを行うことになってしまうのだ。

 したがって例え全チームが同意したとしても、FIAは自分たちの法務部門に、このルールを無視しても大丈夫かどうかを確認しなければならない。

 テスト3日目はこれまでのところマシンは走行できていないが、結局は実質的にテストが行われたとみなされることになりそうだ。

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シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper