王座を狙うボッタス「まだハミルトンのサポート役にはなりたくない」
ランキング3位のボッタスは未だ自身のタイトル獲得のチャンスを信じており、ハミルトンのサポート役に回るのにはまだ早いと考えている。






ベルギーGPの週末は、メルセデスのバルテリ・ボッタスにとって困難なものだった。セットアップに苦戦したボッタスは、決勝の終盤でペースに悩まされ、ダニエル・リカルド(レッドブル)とキミ・ライコネン(フェラーリ)に交わされて、表彰台入りを逃した。
ベルギーGPが終了した段階で、ボッタスはポイントリーダーであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)から41ポイント差、さらに同僚のルイス・ハミルトンに34ポイント差つけられている状況だ。
このポイント差から今後メルセデスは、チャンピオンシップに対するチームのアプローチを変える可能性がある。つまり、ボッタスに対しチームメイトを援護することをメルセデスは命じるかもしれないのだ。
メルセデスがアプローチを変更する可能性を認めているボッタスだが、まだ自身がタイトルを獲得する可能性を信じているため、アプローチを変えるのは時期尚早であると考えている。
「もし良いパフォーマンスを発揮し、ポールポジションを獲得して、レースで逃げ切れば、優勝は僕のものだ」
「まだ8レースあるし、そこで大量のポイントが獲得できる」
「僕の前にいるふたり(ベッテルとハミルトン)は、これまでリタイアしていない。僕たちに起きないことを願っているけど、でももしかしたら起こり得ることだ」
ボッタスは自分に後がないことを理解しているのにもかかわらず、自分がハミルトンの"セカンドドライバー"となるのはまだ早いと考えている。
「僕はそういう否定的な考えを持たないようにしている」
「確かにある時点で、チームがチャンピオンシップに集中することになれば、ひとりのドライバーの順位を優先することは理解できる」
「でも、まだアプローチを変えるのは早い。僕たちはレースを続けていく必要があるし、レースには様々なシチュエーションがあるんだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ルイス ハミルトン , バルテリ ボッタス |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Jonathan Noble |