”問題多発”のフェラーリ。ベッテル「組織の大変更は必要ない」

問題が頻発するフェラーリだが、セバスチャン・ベッテルは組織に大きな変更を加える必要はないと考えている。

 フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長が不満を訴えているにもかかわらず、同チームのセバスチャン・ベッテルは、組織に大きな変更を加える必要はないと考えている。

 シンガポールGPの1周目、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンはアクシデントに見舞われ、早々にリタイアせざるを得なかった。続くマレーシアGPでも、ベッテルは予選の計測ラップを行うことができずに最下位となり、ライコネンは2番グリッドにつけたもののレコノサンスラップでマシンに不調をきたし、決勝レースをスタートすることができなかった。

 この2戦の結果、フェラーリはコンストラクターズランキングでメルセデスとの差が118ポイントにまで広がり、ドライバーズランキングでもベッテルはルイス・ハミルトン(メルセデス)の34ポイント後塵を拝する結果となった。

 マレーシアGP後、この状況を受けたマルキオンネ会長は、組織改革の必要性を示唆した。これについてベッテルに尋ねると、「僕はそれを会長から直接ではなく、報道で知ったんだ。それが正しい意味合いだったのかどうかは、よく分からない」と語った。

「しかし、コース上で起きたことはコース上で起きたことだ。あれ以上の行動ができたとは、僕は思わない」

「マレーシアでは、僕とキミのマシンを止めるトラブルに見舞われた。起きたことを理解しようとするのは正常なことだし、スタッフの中で何かが変わるのも普通のことだ。しかし、内部で何が起こっているのか知ったとしてもパニックにはならないし、何か大きな反応をするつもりもない」

「おそらく、僕が知っている限りでは大きなことは起こらないだろう」

エンジントラブルについては”よく理解できている”

 フェラーリは、マレーシアでベッテルとライコネンを苦しめたエンジンの問題は、似ていると考えている。そして日本GPに向けては、それを解決する方法を見つけた。ただ、その問題がなぜ発生したのかは、引き続き調査されるという。

 これについてベッテルは、次のように語った。

「僕らはその問題についてよく理解している。しかし全体像を把握しようと、引き続き取り組んでいるんだ」

「問題が起きてから、まだ2〜3日しか経っていない。だから、より理解を深めるためにパーツはファクトリーに戻した。でも、ここ(鈴鹿)では問題ないはずだと確信している」

 一方のライコネンも、次のように語っている。

「何が問題だったのかは理解している。そして、確かに修正された」

「再び同じことが起きないと、保証できる人間は誰もいない。でも、僕はそれが再び起こるとは思えない。誰も知る由もないことだけどね」

鈴鹿に向け自信

 ライコネンは、鈴鹿で先頭争いに加わることができると確信している。しかしそのためには、チームが正しいことをし続けなければならないと認める。そしてさらに、残りのレースで流れは上位3チームの間を行き来するものだと考えており、その差を決定づけるのはほんの僅かな部分であると示唆する。

「僕らはクルマも、スピードも改善してきた。でもそのうち、誰もがそうしてくるだろう。他のチームより少しでも多くのことができるかどうかにかかっている。今後いくつかのサーキットでは、他のトップチームよりも、いずれかのチームが一歩抜け出ることになるだろう」

「僕らは最近クルマに施したことに、かなり自信を持っていると思う。しかしそれで十分だろうか? トップ3チームは、非常に接近戦になっているんだ」

「先頭を争うためには、全てのことが正しくなければいけない。もし全てのことを100%正しくできれば、僕らはここに満足してやってきて、レースをスタートさせることができる。そして、先頭を争う良いチャンスがあるはずだ」

「僕らのマシンは、どのサーキットに行ってもかなり強くなっているはずだ」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー キミ ライコネン , セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ
記事タイプ 速報ニュース