憤慨するマッサ「Q3でサインツが"意図的に"邪魔したことを認めた」
マッサはサインツJr.がブラジルGPの予選Q3でマッサのアタックラップを妨害したことを認めたことに対し苦言を呈した。










ウイリアムズのフェリペ・マッサは、カルロス・サインツJr.(ルノー)がブラジルGPの予選Q3でマッサのアタックラップを妨害したことを認めたことに対し苦言を呈した。
マッサは最後のホームグランプリとなるブラジルGPの予選Q1を4番手、Q2を7番手で通過した。
しかしマッサのQ3でのアタックラップは、サインツJr.をターン4で抜き、さらにはターン7でバランスを崩したため、タイム計測することができなかった。
「Q1とQ2にはとても満足している。しかしQ3はカルロス・サインツJr.が意図的に僕のラップを邪魔してきたから残念な結果に終わった」とマッサ。
「エンジニアのミスがあったり、他のドライバーに追いつくことを知らせてもらえなかった時にはこういったことが起こると思う。しかし、意図的とはね。本当に信じられない。何の目的もないのに」
「僕がガレージを出た時、彼は僕のずっと後ろにいた。ターン5で彼を前に行かせたけど、その後ずっと彼は僕の眼の前にいたんだ。あまりにも近すぎて僕は困惑した。それが起きたことだ」
「その後、僕は彼に『あの時、意図的に僕を邪魔したんだろう。君は僕が後ろから来るのを知っていたんだ』と言ったら、彼は『知っていたよ。でも、君だって昨日のロングランの時に僕を邪魔したじゃないか』と言ったんだ」
「思わず彼に『勘弁してくれよ。予選中だったじゃないか……』と言ったよ。彼は意図的だった。これは全く受け入れられないことだ。その妨害により、僕が4番手になるのチャンスを奪ったんだ」
マッサに対し、サインツJr.との会話がどこで行われたのかを訊くと彼は次のように語った。
「ここ(メディアカンファレンスエリア)ではなく、向こう(パルクフェルメ)で彼が僕にそう言った。彼がメディアに対し何を言っているのかは知らないけどね」
「スチュワードがこのことを理解し、調査してくれることを願っている。コーナー中で彼に急接近することになったのは明らかだ。彼が僕がそこに来ることを知っていたのに、僕に進路を譲らなかった」
サインツJr.は否定
サインツJr.はマッサが意図的に妨害された主張していることに対して訊かれると、次のように答えた。
「いや、そんなことは全くない」
「僕が意図的に妨害したという言い分はあまりにも強い言いがかりだ。僕は彼の後ろでターン4を通過しなくてはならなかったし、彼のせいで0.2〜0.3秒ほどQ3の最初のアタックが遅れてしまった」
「そして彼はそのことに対し不満を言っていた。どうしてかはわからない。今の時点で理解できないものだ。それもちゃんと彼の話を聞いていなかった、聞く価値もないと思ったからね」
「昨日、僕らの間には確かにいくつかの問題があった。しかし予選でペナルティを負ってまで誰かを邪魔するほどリスクを負う必要はなかった」
Additional reporting by Glenn Freeman
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 第19戦ブラジルGP |
ロケーション | ホセ・カルロス・パーチェ・サーキット |
ドライバー | カルロス サインツ Jr. , フェリペ マッサ |
チーム | ルノーF1チーム , ウイリアムズ |
執筆者 | Charles Bradley |