抜群の安定性、今季のハミルトンは”キャリアベスト”との評価

昨年までメルセデスで仕事をしていたパディ・ロウは、今年のハミルトンの働きは”キャリアベスト”だと感じていると語る。

 昨年までメルセデスに在籍し、今季からウイリアムズでテクニカルチーフを務めるパディ・ロウは、4回目のタイトルを手にしたルイス・ハミルトンの今年の働きは、彼のキャリアベストであると感じていると語る。

 ハミルトンはメキシコGPで9位に入り、2017年のF1ドライバーズチャンピオン獲得を決めた。

 今季のハミルトンは抜群の安定性を見せている。これまでリタイアゼロ。全戦でポイントを獲得し、シーズン2戦を残してドライバーズタイトル獲得を決めた。この活躍についてかつて共に仕事をしたロウは、ハミルトンがこれまでとは別のレベルで走ったと考えている。

「外から見ていると、彼のベストシーズンのように思えた」

 そうロウは語った。

「良い日であろうが、悪い日であろうが、彼は全てのレースを本当にうまくコントロールした。そして、常にポイントを獲得してきた。彼は本当に、本当に偉大なチャンピオンだ」

「私はそういうことを、これまでにも言ってきた。しかし今年は、彼は幾つかの通過点をクリアしてきたと思う。そして、4回目のチャンピオンを決めたが、彼のキャリアはまだ終わったわけじゃない。彼は、このスポーツの歴史上における、偉大な人物のひとりであることに間違いはない」

 ハミルトンのスピードについては、それほど印象的ではなかったとロウは語る。しかしハミルトンはひとたびクルマに乗れば、いつも最高のモノを引き出そうと、常に集中していたという。

「ルイスはずっと安定していた。もちろん、以前は矛盾していたと言うわけではない。でも、彼がこのスポーツでドライブしてきた中でも、最高レベルの安定性を今年示した」

 そうロウは語った。

「それが、彼がタイトルを獲るのを決定付けた」

 ニコ・ロズベルグがチームを離れたことが、大きな助けになったのではないかと尋ねられたロウは、次のように語った。

「私は彼の心を読もうとは思わない。私が知っているのは、彼が昨年チャンピオンを逃したこと、そしてそれにかなり悩まされたに違いないということだ」

「だから、おそらく彼はそれを受け入れ、そこから学ぶことを決めたのだろう」

ハミルトンの”刺激的”なスタイル

 ハミルトンがF1の歴史上の偉人のどこに並ぶことができるのか、それを正確に述べるのは難しいとロウは語った。しかしながら彼は、ハミルトンの”刺激的”なスタイルが、ファンの人気を集めることになったと信じている。

「ルイスが結果を残しているからというだけではない。かつて彼は1度しかタイトルを獲得していない時でも、すでにこのスポーツでは最も刺激的なドライバーのひとりだった。おそらく、最もファンからの人気を集めるドライバーだろう」

「予選やレースで見せる彼のスタイルによるものだと私は思う。それは、いつも非常に刺激的なんだ」

「彼のレースの組み立て方は、おそらく前例のないものだ。もし彼が(アイルトン)セナのようなドライバーを相手に戦うのを見ることができたら、それは素晴らしいことだっただろう」

「ミハエル(シューマッハー)も、素晴らしい記録を残した。でも例えば彼の最大の強みは、レースの組み立て方にあったわけじゃない。人々がルイスを好きな理由、それは彼が見せるレースが好きだということなんだ」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 第18戦メキシコGP
サブイベント Sunday Race
サーキット アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス
ドライバー ルイス ハミルトン
記事タイプ 速報ニュース
タグ paddy-lowe