新オーナーの到来で、”若いファン”の関心が増加することを期待するF1ドライバーたち

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新オーナーの到来で、”若いファン”の関心が増加することを期待するF1ドライバーたち
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2016/09/16 6:35

ほとんどのF1ドライバーは、リバティ・メディアによるF1買収に対し、概ね歓迎する意向を示している。

Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 Team
Race winner Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 celebrates with Dr. Dieter Zetsche, Daimler AG CEO in parc ferme
Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Race winner Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 celebrates on the podium
Fans and a flag for Max Verstappen, Red Bull Racing
Pascal Wehrlein, Manor Racing signs autographs for the fans
Fans and banners for Max Verstappen, Red Bull Racing
Fans in the pit lane
Fernando Alonso, McLaren signs autographs for the fans
Kimi Raikkonen, Ferrari signs autographs for the fans
Jenson Button, McLaren signs autographs for fans
Jenson Button, McLaren
Fernando Alonso, McLaren
Sebastian Vettel, Ferrari signs autographs for the fans
The podium (L to R): second place Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1; Race winner Nico Rosberg, Mercedes AMG F1; third place Sebastian Vettel, Ferrari
Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso

 今月に決定したリバティ・メディアによるF1買収について、F1ドライバーたちの思惑を探った。

 面白いことに、彼らの意見はふたつのテーマに集中していた。ひとつは彼らがいかにアメリカ市場を攻略して、F1を盛り上げられるかという点。そしてもうひとつは、若者をターゲットにしてF1をアピールをしていく必要性についてだった。

新しい意見が必要:ロズベルグ

 メルセデスのニコ・ロズベルグは、F1のCEOであるバーニー・エクレストンの功績を認めているものの、今回を機に変更があった方がいいかもしれないという意見を語った。

「バーニーとその運営者たちは、今まで素晴らしい仕事をしてきたと感じているよ。F1に85億ドル(約8500億円)の値がついたことで、みんなに対して一目瞭然になったと思うよ」

「F1とその商権にこれだけの値札がつけられる為には、誰かの本当に素晴らしい仕事が必要だ。そう感じたことがとても印象的な出来事だよ」

「でも時は進んでいて、世界では多くのことに変化が起きていると思う。その中で新鮮な空気を取り込むことは、時にはクールなことだよ。グループに新しい有能な人たちが入ってくることで、新しいアイデアをもたらす可能性もあると思うしね」

「特に今回の新しいオーナーは、アメリカからやってきた。アメリカは技術などの分野で、最先端を行っていることが多いしね。彼らはテレビ事業では、本当に良い仕事をしていると思う」

「そういう彼らのやろうとすることは有望なものだと思うし、彼らの発想を楽しみにしているよ。多分、うまくいけばF1をアメリカでもっと強くできると思うし、それは素晴らしいことだと思うよ」

「あと、僕たちのF1を愛する多くの若者が、ヨーロッパをはじめ世界各国にいると思うんだ。でも実際、そういう若者はほとんどF1を見れていない。なぜならF1はライブオンエアで、彼らがわざわざF1がスタートする時間に合わせなければならないんだ。それにF1は世界各国で開催されるから、スタートする時間も常に変化する」

「僕は、そういうところで負荷を感じている若者が新しいターゲットになると思うんだ。そういうF1を愛する多くの若者に寄り添って、F1を視聴しやすい環境を構築するんだ。F1を見る時、必ずしもレースが行われている時間帯である必要はないよね」

アメリカンビジネスの到来は”魅力的”:アロンソ

 またマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、リバティ・メディアに対し、別の角度から意見を述べた。

「(買収に対し)いいことだと思うよ」

「彼らは良い経験を持っていて、アメリカ人だ。F1はアメリカで人気だと僕は思っている」

「彼らは、テレビでのF1視聴者を増やしてくれるんじゃないかな。そうすることで良い支援をしてくれそうなファンとも近くなれそうだ。アメリカから来るすべてのものは、とっても魅力的だよ」

「彼らの観点やアイデアは、F1でかなり歓迎されるものだと僕は思うよ。僕は良い未来になると思う。F1にとって良いことだよ」

若い層にもF1をもっとアピールできる:バトン

 ロズベルグのように、マクラーレンのジェンソン・バトンも、F1を若いファンにアピールしていく必要があることを強調した。

「多分だけど、今回の買収については正解なんじゃないかと思っているよ。アメリカにF1をアピールできるし、そうすることで多くの人がF1に関心を持ってくれると思う」とバトンは語った。

「僕の見解だけど、彼らはスポーツに興味を持っている若い視聴者を獲得することに興味を持っていると思う」

「(F1が)18歳からレースができる状況からを考えると、F1視聴者の平均年齢ははるかに高いと思う。今の平均年齢って30代後半、もしかしたら40代前半ぐらいだと思うよ」

「そういうところだけでもメリットがあるよね」

「友達でもF1を見てくれない」サインツJr.

 バトンの見解には、若手F1ドライバーのひとりである、現在22歳のカルロス・サインツjr.(トロロッソ)が同調した。サインツはソーシャルメディアの役割について強調した。

「僕の意見は、少し慎重な意見に聞こえるかもしれない。買収があったことで現状より良いものは得られるとは思うけどね」

「新しい会社は、ファンやメディア、そして世界中にとって、モチベーションを高める働きかけを行うことで、現状より良いものが得られると思う。僕はそれについて肯定的だし、F1も正しい方向へ向かっていくことができると思う」

「うまくいけば、ソーシャルメディアだけで、F1の魅力を伝えることが難しい若いファンも魅了できると思う。僕の友達でさえ、僕が『F1を見てよ』って誘っても、彼らがソーシャルメディア上で探せなかったから見れないって言うよ」

「彼らを惹きつけるのは難しいことだよ。僕は当事者だからよくわかる。F1が大好きなファンからも『F1が見づらい』と聞いているよ。でもそこだけでも良くなるとF1にメリットはあると思う。そういう意味では肯定的だよ」

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