新人シロトキン高評価。ウイリアムズ「可能な限りベストな選択だった」

ウイリアムズは、今季のストロール×シロトキンという”若い”ラインアップは、可能な中でベストな選択だったと考えている。

 ウイリアムズのチーフ・テクニカル・オフィサーであるパディ・ロウは、ランス・ストロールのチームメイトとしてセルゲイ・シロトキンと契約したのは、ベストな選択だったと語る。

 ウイリアムズは今季のストロールのチームメイトとして、様々なドライバーを候補に挙げた。一時はロバート・クビサが最有力であるとみられていたものの、結局そのシートはシロトキンが手にすることとなった。

 シロトキンは昨年までルノーのリザーブドライバーを務めていたドライバー。そして母国ロシアの強力な後ろ盾を持ち、1500万ポンド(約23億円)もの持ち込み資金があると伝えられている。しかしウイリアムズ曰く、シロトキンを選んだのはその資金的な魅力ではなく、アブダビで行われたテストの際のパフォーマンスを考慮したものだったと主張している。

「我々は、選択できる中での最高のドライバーとして、彼(シロトキン)を選んだ。制約は何もなかった」

 ロウはmotorsport.comの取材に対して、そう語った。

「彼がとても速いということ、そしてとても安定しているということ、さらに落ち着いて仕事をこなすことができるということに、我々は自信を持っている。これらの資質が、彼がこの選手権でうまくやっていくという長い道のりを、手助けすることになると思う」

 とはいえシロトキンとストロールというコンビは、2018年のグリッド上で最も経験の少ない組み合わせである。しかしロウは、このラインアップがウイリアムズにとって”ギャンブル”であるという指摘を一蹴した。

「私はこの選択がギャンブルであるとは思っていない。もちろん、いくつかの欠点があることは理解している。セルゲイについては今年が1年目だから、学ぶことがたくさんあると思う。特に彼が経験したことのないいくつかのサーキットではね」

「それと同時に、我々は将来に向けた投資も行っている。若いドライバーを起用するメリットのひとつは、もしそれが素晴らしいドライバーであったのなら、長期的な将来と長期的な成功を彼と我々にもたらすということに対して投資するということになる」

「だから私は、我々はセルゲイの中に輝く星を見出したのだと思う。そして願わくは彼と共に長く働き、多くの成功を分かち合うことを楽しめたらいいと思っている」

 ストロールは昨年、非常に経験豊富なチームメイトと組んでシーズンを戦った。また、同じく昨年がルーキーシーズンだったストフェル・バンドーン(マクラーレン)も、経験豊富なフェルナンド・アロンソと組んだ。いずれもシーズン初期には、大いに苦しんだ。

 しかしロウは、シロトキンが厳しいシーズン序盤を迎えることになるとは考えていないという。

「それほど大きな期待をしたくはない」

 そうロウは語る。

「しかしセルゲイは、うまくやれると確信している。彼は我々のクルマに乗った時や過去に参戦したシリーズで、それができると自分自身で示してきた」

「彼は自身最初のF2(当時はGP2)のシーズンで、ベストルーキーだった。いきなりランキング3位になり、ルーキーでは最も良い成績を残したんだ。それは彼ができることの好例になっていると思う」

 ロウは現在のF1でルーキーが成功するのは、以前よりも「確かに簡単なことではない」と認めた。しかし、シロトキンならすぐに適応できるはずと太鼓判を押す。

「タイヤを使うのは難しくなっているし、今のマシンはこれまでで最高レベルのパフォーマンスになっている。だからそれらの課題を加味しなければいけない」

「しかし同時に、セルゲイがアブダビでマシンに乗った時、彼ができることを確認することができた。だから我々は、彼が素晴らしい仕事をするだろうと確信している」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー セルゲイ シロトキン
チーム ウイリアムズ
記事タイプ 速報ニュース